
森づくりから阿寒湖の自然を守ろう ~釧路市民(阿寒地区)植樹祭に参加~
【根釧西部森林管理署】
今年度、新規採用され根釧西部森林管理署雄別森林事務所に勤務している古市です。どうぞよろしくお願いいたします。
令和7年6月6日(金曜日)、釧路市阿寒町の一般財団法人前田一歩財団所有林において、令和7年度「釧路市民(阿寒地区)植樹祭」が開催されました。
この植樹祭は、特別天然記念物である「阿寒湖のマリモ」と阿寒湖温泉地区の「水源」を保全するため、釧路市と当署で締結した「阿寒湖のマリモと水源林の保全に関する森林整備協定」に基づく事業の一環として、釧路市との共催により、毎年開催しています。
当日は清々しい青空の下、釧路市立阿寒湖義務教育学校の児童や林業関係者など約100名が集まり、当署からは、署長、森林技術指導官、雄別森林事務所森林官と4名で参加しました。
開会式の様子
植樹会場では釧路市立阿寒湖義務教育学校の児童たちが元気いっぱいに植樹をしており、先生方は穴掘りに汗を流していました。
低学年の児童からは「楽しかった」、「面白かった」との感想、高学年の児童からは「今年で最後なので、ちょっと寂しい」などの感想がありました。
植樹の様子(児童たち)
植樹の様子(児童たち)
植樹の様子(校長先生と児童たち)
植樹の様子(筆者)
この植樹祭では、木札の表面に日付と氏名、裏面のメッセージを書いて、植樹を行った苗木の前に設置します。
児童たちのメッセージ1
児童たちのメッセージ2
氏名を記載するため、森林管理署の職員としてはプレッシャーもありますが、昨年の植樹祭で署長、森林技術指導官や当署職員が植樹した苗木はしっかり活着し、周囲の苗木より大きく成長していました。
昨年署長が植栽した苗木
昨年森林技術指導官植栽した苗木
私は学生時代に参加したインターンシップ先で植樹祭2回に参加したことがあり、今回で3度目の植樹祭の参加となりましたが、森の中で植樹に励む人々の活気がありつつものどかな雰囲気は共通しており、森林管理署の職員として森林の持つ多面的機能の一つである文化機能を理解できた貴重な機会であったと感じました。
植樹した苗木がしっかり活着し、また来年の植樹祭で今回参加した児童たちや林業関係者の皆さんと植樹した木々と再会できることを願いたいと思います。
(雄別森林事務所 古市)
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