
占冠中央小学校で森林教室を実施しました
【上川南部森林管理署】
令和7年6月4日(水曜日)、占冠村立占冠中央小学校で小学5年生(児童数8名)を対象に森林教室を開催しました。
当日は雨天のため、当初予定していた根踏み体験は中止し、占冠中央小学校にて開催することとなりました。
最初に職員から森林教室開催に当たっての挨拶、当日のプログラムである図面の見方について説明をしました。
図面の見方では、方位、等高線、スケールバーと普段は見慣れないものが多かったですが、児童たちは、図面の方位とコンパスの方位を揃えて現在地の見方を確認すると、図面と屋外を比較し理解を深めていました。
図面の説明
屋外を見る様子
等高線については、見方が難しく説明だけで理解するのは困難であるため、占冠村スキー場の模型を用いて説明しました。
等高線は間隔が広ければ傾斜がなだらかで、狭ければ傾斜が急であることを説明すると、児童たちからは模型を見て「この部分は間隔が狭いから急だね。」、「ここがへこんでいるから沢なのかな。」などの感想がありました。
占冠村スキー場の模型
説明の様子
説明の様子
児童たちが等高線を理解したところで、山の中腹がなだらかな山、傾斜の厳しい山、片側の傾斜が急でもう片側の傾斜がなだらかな沢の3つの課題を出し、その課題どおりに山の模型を作ってもらいました。
模型を作っている様子
模型を作っている様子
終了後に、今回の森林教室について児童に聞いたところ、「等高線の見方を学べた。」、「図面の見方について知れた。」などの感想がありました。
また、森林教室終了後には、開催内容のアンケートに記入していただきました。
アンケートでは「山の模型を作るのが楽しかった。」、「山へ行き沢を見つけてみたい。」、「また来年も参加したい。」という意見が多数みられました。
なお、来年度の開催内容については、樹木クイズ、根踏み体験、昆虫や植物探しなどの要望の声がありました。
今回の森林教室は、雨天のため室内での開催となりましたが、図面から得られる情報に興味をもっていることが伝わってきました。
また、児童たちからは屋外での体験要望が多くあったため、来年度は児童たちの意見を参考に、できる限り林内での体験をさせてあげられるよう取り組んでいきたいと思います。
(双珠別森林事務所 細谷)
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