
国民の森林づくり感謝状~黒松内ブナ林再生プロジェクト
【後志森林管理署】
令和7年6月4日(水曜日)、黒松内町ブナセンターにおいて、「国民の森林づくり感謝状贈呈式」を行い、北海道森林管理局長に代わり後志森林管理署長から「黒松内ブナ林再生プロジェクト 会長 忠鉢 様」に、ハリギリ(別名:センノキ)で作成した木製の感謝状を贈呈しました。
記念撮影
北海道森林管理局では「国民参加の森林づくり」を推進する観点から、永年にわたり国有林における森林づくり、森林環境教育や森林保全・管理に功績のあった個人や団体に感謝状を贈呈しています。
「黒松内ブナ林再生プロジェクト」は、平成18年から黒松内岳から延びる稜線のブナ林の維持・再生を目的に発足し、発足当時から地域と連携した「再生活動」を展開。屋内外作業の環境整備・保全のほか、「北限のブナ林」の魅力の発信に努めてこられました。
今回、これらの功績に対し北海道森林管理局長より感謝の意をお伝えすることになったものです。
贈呈式では、新井田後志森林管理署長から「この度の受賞は、西の沢国有林を管理している地元森林管理署の長として、長年にわたり、周辺市町村を含めた地域住民・各学校関係者・大手企業等と連携し、苗畑作り及び維持管理、種子集め、ブナ林ツアーなどを実施していただき、今もなお活動を行っていることに大変ありがたく、感謝している次第です。
これからも、当局として地球温暖化・生物多様性に関心が高まる昨今の課題とも連動した取り組みを進めて参ります。」と謝意を述べました。
忠鉢会長からは、「平成28年度に「北の国・森林づくり技術交流発表会」で発表をさせていただいた。それから10年近くが経過し、発表当時は2.0mだった植栽したブナは、4.0m超え無事に生長している。一方、稚幼樹の内に野鼠被害に遭う場合が多く、対処に苦慮している現状と黒松内町における「はたちの集い(旧成人式)」において、ブナを植樹し未来の町民に残す手伝いをしている」などの活動報告がされました。
木製の感謝状
(主任森林整備官 信夫)
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