
佐呂間小学校で植樹祭事前授業を行いました
【網走中部森林管理署】
北海道で1番大きな湖であるサロマ湖(サロマンブルー)、豊かな海の幸…
オホーツクに位置する魅力いっぱいの佐呂間町では、山に緑を増やすことでサロマ湖の水質を保全し、豊かな自然環境を未来へつなぐため毎年植樹祭を行っています。
令和7年5月28日(水曜日)、佐呂間小学校4年生15名のクラスにお邪魔し、2日後に控えた佐呂間町植樹祭に向けての事前授業を開催しました。
今年は、佐呂間町役場経済課、NPO佐呂間町観光協会、網走中部森林管理署が協力して授業を行いました。
まずは、NPO佐呂間町観光協会の鈴木さんが「サロマ湖ではどうして美味しくて大きなホタテができるのか?」という問いかけで児童の心をつかみます。
これまでに学校の授業で佐呂間町の特産物であるホタテについて学んでいた児童は興味津々の様子でした。
サロマ湖と森林の関わりについて
美味しいホタテができる秘密について解説したスライド
町の面積に比べて森林の面積は…なんと56%!
昨年の植樹祭で現在の5年生が植えた箇所の写真も一緒に確認してみたところ、「少し緑が増えている!」「1年ではまだまだ森にはなってないね」といった声が上がりました。
最後に網走中部森林管理署職員から当日植樹予定のミズナラとエゾヤマザクラを紹介し、植え方の説明を行いました。
昨年の植樹祭の写真を使い現地をイメージ
どんぐりが好きな動物は?木と生物の関わりについても考えてみました
これまでも植樹祭は行われていましたが、今回は初めて事前に児童の皆さんと対面で接することができました。町役場や観光協会といった異なる組織とも連携を取りながら授業を行うことができ、地域とのつながりも感じることができました。
植樹祭当日だけで終わりにするのではなく、どうして木を植える必要があるのか、去年植えた木はどうなっているのか、今後どんな森林に育つのか長期的な視線で考えてもらうきっかけとなれば嬉しいです。
植樹祭当日の様子は森林事務所から続報でお知らせします。お楽しみに!
(森林整備官 長岡)
お問合せ先