
コンテナ苗の勉強会を開催しました
【根釧東部森林管理署】
令和7年5月21日(水曜日)、別海町内において、苗木生産事業者のベツカイブルームさんにご協力いただき、コンテナ苗の勉強会を開催しました。
勉強会開催の様子
当署では伐採後の再造林の低コスト化が期待できるコンテナ苗の導入や使用の拡大を進めており、本勉強会は、コンテナ苗の育苗技術を発注者側である自分たち職員が理解することを目的として開催しました。
当日は、晴天に恵まれ、当署及び根釧西部森林管理署から総勢24名が参加する中、ベツカイブルームさんより、コンテナ苗の生産・育苗方法や出荷までの流れなどについてご説明をいただき、その後、幼苗をコンテナへ移植する作業の実体験をさせていただきました。
コンテナ苗の説明では、種子の配布からコンテナ苗を生産するまでの流れや、根張りをよくする工夫、出荷時期に応じた育苗方法などについてご説明をいただきました。
ベツカイブルーム(春日)さんよりコンテナ苗の説明
幼苗の移植作業では、発芽1か月程のカラマツを播種床からコンテナへ移植しました。幼苗はとても小さく繊細なため、移植にあたっては根や茎を傷つけないようとても慎重に行う必要があり、慣れない作業に苦労しながらも参加者全員で200本ほどの移植を行いました。
移植前のカラマツの幼苗
カラマツの幼苗(約5cm)
幼苗移植の様子
幼苗移植の様子
その後、ハウス内のカラマツ、トドマツ、クロエゾマツなどのコンテナ苗を見学させていただき、意見交換をして勉強会を終了しました。
カラマツコンテナ苗の説明
コンテナ苗の根鉢の説明
普段の業務では、植付などで苗木を扱うことが多い一方で、苗木の生産現場について触れる機会が少なく、今回の勉強会は大変貴重な経験となりました。
今後も引き続き、コンテナ苗の普及拡大に向けて取り組んでいきたいと思います。
(主任森林整備官 児玉)
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