「木造牛舎、木造建築物推進セミナー及び施設見学会」に参加して
【根釧東部森林管理署】
令和6年11月8日(金曜日)、根室振興局が主催した「木造牛舎、木造建築物推進セミナー及び施設見学会」に地元自治体、林業事業体、JA道東あさひといった地域の林業・農業関係者47名と一緒に参加しました。
厚浜木材加工協同組合専務理事の原中雅広氏による「木造牛舎、木造構造物建築事例・環境効果について」の講演を聞いた後、中標津町児童センター「みらいる」と別海町にある「宇居牧場」の見学をしました。


中標津町児童センター「みらいる」木造平屋建(大断面構造)
カラマツ約210立方メートル使用


宇居牧場木造・一部鉄骨造(ハイブリット工法)
カラマツ約200立方メートル使用
中標津町児童センター「みらいる」は柱・梁の構造材に町有林のカラマツ集成材をふんだんに使用し、床・壁の内装にも使用していて、地域材(カラマツ約210立方メートル)を有効利用していることを知りました。
また、火事になっても柱・梁が太くすることにより燃え尽きるまでの時間を延ばし安全に避難できるようにしていることも知りました。
宇居牧場の木造牛舎見学では、牛舎の天井に道産材(カラマツ約200立方メートル)を多く使用していることを知りました。
牛舎は、すべて木造にすることもできますが、木の柱にすると鉄骨よりも太い柱になり給餌作業などの作業に影響をおよぼしたり、牛が柱を食べたりするそうです。
そのため鉄の柱にすることで給餌作業などに配慮した牛舎にしていると知りました。
これからも住宅以外についても木材の使用が増えていけば良いと思いました。
(業務グループ 佐々木)
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