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北海道森林管理局

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    各地からの便り

    造林の低コスト化に向けた現地勉強会を開催しました!

    【留萌北部森林管理署】


    令和6年10月28日(月曜日)、羽幌町中央公民館で、造林の低コスト化に向けた現地勉強会を開催し、各町村林務担当者、北海道留萌振興局森林室、留萌南部森林管理署など総勢26名が参加しました。
    当日は、あいにくの雨模様で、残念ながら室内での開催となりました。

    勉強会の様子。
    勉強会の様子。

    北海道森林管理局では「新しい林業」における造林の取組の一環として、下刈り仕様の改正や低密度植栽、機械下刈りを可能とする新たな植付仕様などを進めています。
    本勉強会は、留萌北部森林管理署羽幌国有林2129ほ林小班に今年度設定した、新しい林業仕様の造林地を題材に、留萌地域における造林の低コスト化や軽労化について情報共有や意見交換を目的として開催しました。
    はじめに、留萌北部森林管理署長より「造林の低コスト化や軽労化は喫緊の課題であり、取り組みを進めているところ。新しい林業へ向けた取組は試験的な部分もあるので、活発な意見交換をしていただけたらありがたいです。」と挨拶がありました。

    留萌北部森林管理署長より挨拶
    留萌北部森林管理署長より挨拶

    次に当署職員より、現地の概要や造林事業の効率化・軽労化へ向けて改正された北海道森林管理局の下刈り仕様などについて説明を行いました。
    その中では、(ア)大型機械地拵えで全刈を行い、下刈り機械の走行の支障となる伐根や末木枝条を適度に処理し、将来苗木の生育の支障となる笹や草本類の根茎を除去したこと、(イ)下刈り機械の走行を想定した列間4mの植栽配置をしたこと、(ウ)低密度植栽(1,500本/ha)を行い作業の軽労化や苗木代などのコストを抑えたこと、(エ)改正された北海道森林管理局の下刈り仕様(潔癖刈の省略)などの要点についてパワーポイントを用いて説明を行いました。

    留萌北部森林管理署職員より説明。
    留萌北部森林管理署職員より説明。現地をお見せできなかったことが非常に残念です(T_T)

    造林地をドローンで上空から撮影。
    造林地をドローンで上空から撮影。

    説明後、「低密度植栽で成林するのか」や「機械下刈りと人力下刈りはそれぞれメリットがあるから一辺倒ではいかないと思う」などといった各機関より様々な質問や意見がありました。これらに対して、当署として初めての取組で苦労した点やこれからの展望などを交えながら意見交換を行い大変有意義な時間となりました。

    参加者からの質問の様子。
    参加者からの質問の様子。貴重なご意見ありがとうございました!

    留萌地域の森林は平坦な地形が少なく、機械下刈りや大型機械地拵えをできる場所が限られていますが、今後も民国連携した取組を続け成果を発信していくなかで、留萌地域に適した造林の低コスト化・軽労化に貢献していきたいと思います。

    (羽幌森林事務所 村上)

    お問合せ先

    総務企画部 企画課
    ダイヤルイン:011-622-5228

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