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北海道森林管理局

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    各地からの便り

    「とんきた夢の森」で森林教室を実施しました~令和6年度「遊々の森」共同事業~

    【石狩森林管理署】


    令和6年8月28日(水曜日)、石狩森林管理署・札幌市立屯田北小学校・北海道石狩振興局の三者で協定を結んでいる「遊々の森(とんきた夢の森)」において森林教室を開催しました。

    前日は雨で、台風の影響による天気も心配されましたが、無事開催することができました。
    当日は、屯田北小学校の3年生71名と教員3名、講師として当署からは6名、石狩振興局からは2名が参加し、自然に対する理解を深めるため、防風林内において森林の見方についての学習を行いました。

    防風林内に入る前に講師からの挨拶と、注意事項を説明した後、グループごとに測樹、フィールドビンゴやカモフラージュといったネイチャーゲームを実施しました。

    測樹では道具を使って樹高と幹の直径を測りました。
    幹の直径を測る輪尺は子供たちにとって初めて見る道具だったと思いますが、講師から説明を受けた後、輪尺を上手に使って直径を測っていました。
    講師から道具の使い方の説明を受ける子供たち
    講師から道具の使い方の説明を受ける子供たち

    輪尺を使って幹の直径を測ります
    輪尺を使って幹の直径を測ります

    樹高は長さが8m程ある測桿を用いて測りましたが、実際の木はそれよりも高いので、皆さんで木の高さを予想しました。高いものは29mもあり、子供たちからは「思っていたよりも大きい!」という反応がありました。

    フィールドビンゴでは、森林の中を歩いてビンゴカードに書かれた特徴の植物を探しました。
    ざらざらした葉や大きな葉、森林の中の黄色いものなどがある場所で、子供たちはビンゴカードと照らし合わせながら次から次へと立ち止まり、様々な植物の観察を行っていました。同じ植物でも様々な感想があり、子供の柔軟な感じ方には驚きでした。
    この葉はどんな手触りかな
    この葉はどんな手触りかな

    森林の中を歩きながら植物を観察
    森林の中を歩きながら植物を観察

    カモフラージュでは、森林の中に人工物を隠して何個見つけられるか挑戦しました。
    隠されているものは、明らかに自然の中にないものから、緑の中に紛れて見つけにくいものなど様々で、1周で全てはなかなか見つかりません。2周目になると目が慣れてきて、1周目よりも多くのものを見つけられるようになりました。
    カモフラージュで注意深く観察する子供たち
    カモフラージュで注意深く観察する子供たち

    石狩振興局の講師の方からは、「最初は気づかなかったものでも、回数を重ねると見えるようになる。森林も同じで、何度も入るうちに今まで気づけなかったことに気づけるようになる。身近にこういったフィールドがあるので是非散策してみて欲しい」といったコメントがありました。

    今回のフィールドは屯田北小学校のすぐ横に位置し、季節を通じて防風林探検を行われているため、子供たちにとっても身近な場所での森林教室でした。今後も子供たちがより森林に親しみをもってもらえるように森林教室を実施していきたいと思います。

    (総務グループ 地域技術官 大志万)

    お問合せ先

    総務企画部 企画課
    ダイヤルイン:011-622-5228

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