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北海道森林管理局

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    各地からの便り

    第14回 利根別自然休養林のオオハンゴンソウ駆除活動に参加

    【空知森林管理署】


    令和6年8月8日(金曜日)、空知森林管理署の所在する岩見沢市内にあるレクリエーションの森である、利根別自然休養林において特定外来生物オオハンゴンソウの駆除活動が行われました。

    オオハンゴンソウは北米大陸原産の外来種で、国内では猛烈な勢いでその版図を広げています。
    利根別自然休養林でもその例に漏れず、元々あった在来植物を圧倒する勢いで繁殖しており、郷土の本来の自然を守るため、平成23年度からオオハンゴンソウの駆除活動を実施しています。オオハンゴンソウは特定外来生物であるため、岩見沢市が環境省より許可を得て、北海道教育大学名誉教授、芳賀卓先生のご指導の下、今年度も駆除活動を実施しました。
    オオハンゴンソウの花
    オオハンゴンソウの花

    小さな花の集合体で構成されており、中心部の緑の粒粒が小さな花のつぼみで、それを取り巻くように開花しているものが黄色く見えます。同じキク科のヒマワリなどにもみられる構造で頭状花序(とうじょうかじょ)と呼ばれる構造です。

    オオハンゴンソウは地上部を刈り取っても地下茎や根が残っていると再生するため、くじら鈎というアイテムを使用して地下茎や根を搔き起こして引き抜き、駆除を行います。
    根や地下茎を搔き起こすアイテム、くじら鈎(かぎ)。
    根や地下茎を搔き起こすアイテム、くじら鈎(かぎ)。

    手からすっぽ抜けないよう柄尻が太くなっています。
    本来の使い方は冷凍マグロやトロ箱にひっかけて手繰り寄せたりすることに使用します。
    駆除作業の様子
    駆除作業の様子

    作業当日は、比較的涼しい気温でしたが湿度は高く、参加者は汗だくでの作業となりました。降水確率90%でしたが幸い雨にはあたらず作業終了できました。

    駆除した総重量は約92キロ
    駆除した総重量は約92キロ、昨年(約99キロ)よりやや少なめですが、参加人数や所要時間からすると好成績といえるでしょうし、毎年駆除活動をしている成果の表れかもしれません。

    ご指導いただいた、芳賀先生(右)と、閉会挨拶をする武田空知森林管理署長(左)
    ご指導いただいた、芳賀先生(右)と、閉会挨拶をする武田空知森林管理署長(左)

    これからも地域と協力して、利根別自然休養林をはじめ、森林の豊かな生態系を守るための活動を続けていきたいと考えております。


    森林技術指導官 山田

    お問合せ先

    総務企画部 企画課
    ダイヤルイン:011-622-5228

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