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北海道森林管理局

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    各地からの便り

    「バットの森づくり植樹祭」が開催されました!

    【胆振東部森林管理署】


    令和6年7月6日(土曜日)、苫小牧市内の胆振東部森林管理署国有林において、NPO法人アオダモ資源育成の会が主催する「バットの森づくり植樹祭」が開催されました。

    同会は、2002年より道内各地の国有林、道有林、町有林等でアオダモの植樹活動を行っており、当署とは国有林をフィールドに森林整備活動を行う「社会貢献の森における森林整備活動に関する協定」を締結し、苫小牧国有林で活動を行っています。

    アオダモは、頑丈でありながらよくしなり反発する力が強いことが特徴の木材ですが、その中でも道産のアオダモ材はより良いものとされ、日本国内のプロ野球選手や社会人選手などにも愛用されてきました。しかし、アオダモはバット材として利用できるまでに70年以上かかることから、資源の枯渇による供給不足が発生しています。同会は、アオダモを植樹し育成していくことで未来の野球界を支えていくことを目指し、活動を続けています。

    植樹祭には、北海道森林管理局長(計画保全部長 代理出席)と当署署長が来賓として招かれ、当署の職員も植樹指導等のお手伝いをさせていただきました。

    元日本ハムファイターズのプロ野球選手で現在(株)ZENSHIN CONNECT代表取締役である杉谷拳士さんと一緒に、北海道栄高校の野球部員や地元の少年野球チーム苫小牧新生台イーグルスの小学生等140名の参加者により、アオダモの苗木200本が植樹されました。
    ポット苗を持って早速植えに行く
    【ポット苗を持って早速植えに行く】

    地元球児の植樹を先導した杉谷拳士さんからの「70年後に僕はもういないかもしれないけど、この苗がバットになって未来の球児たちが使うから大切に植えよう!」とのユーモアを交えた呼びかけに、一緒にアオダモの苗木を植えていた地元球児はとても楽しそうにしていました。
    杉谷拳士さんと子供たち
    【杉谷拳士さんと地元球児たち】

    また、高校球児たちも積極的にクワを持ち、お互い助け合いながらたくさんの苗木を植樹しました。
    植樹を終えて、杉谷拳士さん、古久保アオダモ資源育成の会理事長、計画保全部長、署長らで記念の標柱を設置しました。
    記念の標柱を設置
    【記念の標柱を設置】

    最後に、栄高校野球部と苫小牧新生台イーグルスにホオノキで作られたノックバットが贈呈されました。

    今回植樹されたアオダモはエゾシカによる食害の影響を受けやすいため、ネットで覆いまっすぐ大きく育つよう工夫しています。
    エゾシカ対策のネット
    【エゾシカ対策のネット】

    当日は雨の予報でしたが、植樹祭の開催時間には雨も上がり青空も見えるなど天候にも恵まれ、無事植樹を終えることができました。
    アオダモ資源育成の会


    (業務グループ 経営担当 及川)

    お問合せ先

    総務企画部 企画課
    ダイヤルイン:011-622-5228

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