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北海道森林管理局

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    各地からの便り

     第36回イチャルパ(先祖供養)とアイヌ文化交流会開催

    【日高南部森林管理署】


    令和6年6月9日(日曜日)新ひだか町の真歌地区「チセ」において、特定非営利活動法人新ひだかアイヌ協会が第36回イチャルパ(先祖供養)挙行し、日高南部森林管理署も参列いたしました。
    新ひだか町真歌のチセ
    新ひだか町真歌のチセ

    イチャルパはチセ内において、まずは先祖の御霊のための黙とうから始まり、新ひだか町アイヌ協会副会長の主催者(会長 大川 勝の代理)挨拶・大野新ひだか町長ら来賓挨拶と続き、いよいよカムイノミ(新酒を神に捧げ、始めを告げる儀式)、ヌサオンカミ(ヌサ「祭壇」前で礼拝)、イチャルパ(先祖供養)、カムイノミ(新酒を神に捧げ、終わりを告げる儀式)を約1時間半の行程で実施したところです。
    立人中央右 アイヌ協会大川会長
    立人中央右 アイヌ協会大川会長

    立人 大野新ひだか町長挨拶
    立人 大野新ひだか町長挨拶

    新ひだか町内の静内霊園にはアイヌ系民族の無縁佛納骨堂が建立されており、安置されている2,695体の御霊に対する鎮魂の意を表するため、イチャルパ(先祖供養)を執り行うものです。

    参加した日高南部森林管理署長も、捧酒箸(イクパスイ)にて新酒を神に捧げ、ヌサ(祭壇)に祀られている13の神々の内の一つの「ヌプリケシアノランケチカプカムイ(山奥頂上の守神)」にヌサオンカミをする大役を任され執り行ってきました。
    捧酒箸(イクパスイ)
    捧酒箸(イクパスイ)

    ヌサ(祭壇)に祀られている13の神(カムイ)
    ヌサ(祭壇)に祀られている13の神(カムイ)

    イチャルパは先祖の御霊の供養を目的としますが、アイヌ文化継承も兼ねていることから、イチャルパ終了後は、静内民族文化保存会と新冠民族文化保存会によるアイヌ古式舞踊の公演も開催され散会となりました。
    静内民族文化保存会の古式舞踊
    静内民族文化保存会の古式舞踊

    新冠民族文化保存会の古式舞踊
    新冠民族文化保存会の古式舞踊

    日高南部森林管理としても、今後とも地元アイヌ協会とのつながりを大事にしていきたいと考えています。



    (日高南部署 署長)

    お問合せ先

    総務企画部 企画課
    ダイヤルイン:011-622-5228

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