札幌市立清田高校の総合的な探求の時間で基調講演を行いました
【総務企画部 企画課】
令和6年4月10日(水曜日)、札幌市清田区にある市立清田高等学校にて、総合的な探究の時間「さっぽろ探究」が実施され、竹中工務店と札幌市みどりの管理課、北海道森林管理局による合同基調講演が開催されました。
熱心に講演を聞く生徒の皆さん
今年で3回目となるこの取組は、「社会の一員として地域の課題解決に向けたアイディアを共創する」をテーマに、生徒が地域の課題を発見し、現場に出向くなど具体的な行動を通して、その解決策を1年かけて考え、実行するという時間です。
今回の基調講演では、2年生約230名を対象に、まずは清田区の森林に目を向けてもらうこと、そして地域の課題として人と森林・林業・木材の関係を取り上げ、解決するアイディアを出してもらうことを目標に、話題を提供しました。
講師役の3名
授業の前半では北海道森林管理局企画課の平田係長がイラストや漫画を使って川上側の森林・林業の現状と課題、そして地元清田に広がる白旗山の森林を解説。
後半は竹中工務店北海道支店の藤田専門役が「森林」と「何か」をかけ合わせることで、森林と人との新たな関係性を作り出せる事例を紹介し、森林グランドサイクルについて解説しました。
また最後に札幌市みどりの管理課の上田係長が、「HOKKAIDO WOOD」のマークがどこまで浸透しているかの確認と、このマークに象徴される人と森林との繋がりをどこまで浸透させるか、ぜひ生徒の皆さんからワクワクするアイディアを出してほしいとメッセージを伝えました。
講師による講演の様子
講演後の質疑応答では、生徒から「50年かけて森を育てる林業に対し、今の自分ができることは?」等積極的なの質問が出されました。
質問する清田高校の生徒さん
生徒の皆さんは「必ず行動せよ!」を合言葉に、6月23日には実際の札幌の森林に入って、具体的な課題解決活動を開始する予定です。
生徒の皆さんからどのようなアイディアが出てくるか、とても楽しみです。
(企画課経営企画課係 平田)
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