シマフクロウ勉強会を開催しました
【十勝東部森林管理署】
令和6年3月11日(月曜日)、足寄町民センターで当署主催によるシマフクロウ勉強会を開催しました。
当署職員の外、北海道森林管理局計画課、十勝西部森林管理署および東大雪支署からの参加もあり計33名が出席しました。
講師として生物多様性保全アドバイザーである北海学園大学教授の早矢仕先生を招き、「シマフクロウの生態と保全」についてご講演いただきました。
具体的には「シマフクロウの食性や生息環境」、「個体数が減少した原因や背景」、「シマフクロウの保全に向けた取組」などについて約3時間の講演でした。
シマフクロウが利用している森林環境やどのような木を天然営巣木として利用しているのかをグラフや写真でご提示いただき、実際に使われた樹種・樹高・胸高直径についてもご説明いただきました。
質疑応答では「林野巡視のときに気を付けること」、「情報の取り扱いについて」、「繁殖率を向上させるためには」、「オオワシ・オジロワシの影響はあるのか」といった質問が交わされました。
また、参加した署で行っているシマフクロウ保護の取組や、計画課からのシマフクロウ保護に向けた今後の展望などについて意見交換が交わされました。
最後に、早矢仕先生から職員に対し、シマフクロウを想った森林づくりを継続的に行ってほしいとのメッセージをいただきました。
今後も森林整備事業を行う上で、研究者の皆様と情報交換しながら、生息環境に適したより良い森林施業を目指していきたいと思います。
(森林整備官 神田)
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