銘木市に優良広葉樹を出品しました ~広葉樹資源の安定供給にむけて~
【北海道森林管理局 資源活用第二課】
北海道森林管理局では、人工林の森林整備を行うなかで伐採された広葉樹を活用するため、その販売を行っております。
広葉樹のうち良材については、旭川市で開催される銘木市に出品し、入札によって一番高い単価で札をいれた方に販売しています。
銘木市のメリットは、「道内の優良木が集まることにより買い手が調達しやすくなること」、「多くの買い手が集まる市に出品することで高値で販売することが期待できること」、そして「小径や少量の材でもまとめて出品することにより買い手が付きやすくなること」などがあります。
売り手買い手ともにメリットがあることから、多くの木材が銘木市に集まることになります。
全道各地から出品される銘木市は、多くの買い手が集まり良材も多数出品されます。
特に冬の銘木市は、一年のうちでもより高い品質の木材が出品されることから、人気も高くなっています。
当局からも多くの材を出品しており、令和6年1月26日(金曜日)の銘木市に出品した材を紹介します。
上川北部署より出品されたクロエゾマツ
十勝東部署より出品されたセン
石狩署より出品されたタモ
品質が劣る木材に関しても、近年では、広葉樹は加工技術の向上等により、有効に利用する動きが進んでいます。
下の写真のように、従来パルプ、チップに加工する以外に用途がなかった樹種や中小径木も有効活用されるようになっています。
日高北部署より出品されたナラ材
今後も的確な採材・仕分けにより、需要に応じた広葉樹材を安定供給できるよう、取り組んでいきます。
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総務企画部 企画課
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