
「檜山古事の森開設20周年記念行事」に協力しました
【檜山森林管理署】
令和5年10月18日(水曜日)、江差町の椴川国有林において開催された「檜山古事の森開設20周年記念行事」(主催:檜山古事の森育成協議会)に協力しました。
檜山森林管理署では「木の文化を支える森」の協定を檜山古事の森育成協議会と締結しています。
それにより「檜山古事の森」では、檜山地方の神社、仏閣、城郭、旧家等の歴史的木造建造物の修復に必要とされるヒバ(ヒノキアスナロ)の大径材を供給するため、200~400年という超長期の森づくりへの取組として、国有林をフィールドとして提供、植樹活動や保育活動などを行っています。
檜山古事の森の看板
檜山古事の森
今年は檜山古事の森の開設から20年ということで、記念行事として植樹や枝打ち、隣接する「ひばモデル林」の散策が行われました。
来賓の方々のご紹介と、協定樹立から手入れ等にご尽力いただいた方々への特製の感謝状(木製)授与式の後、記念としてヒバの稚樹が5本植樹されました。
木製感謝状授与:林野庁OBでもある山田米蔵さん
参加者でヒバを植樹
檜山森林管理署職員も植樹のお手伝い
植樹後の記念撮影
式典終了後には、20年前に植栽されたヒバの枝打ちを行いました。
20年間で成長したヒバの下枝をおよそ目線の高さまで切り落としていきました。
枝打ちの様子
作業終了後、隣接するひばモデル林を散策しました。
ヒバが分布する道南においても、急峻な場所に生えていることが多いヒバをここまで間近に見られる機会は少なく、皆さん新鮮な顔つきでひばモデル林を観察されてました。
ひばモデル林を散策
ひばモデル林を散策
散策終了後、ひばモデル林内の広場で切り声を披露してもらいました。
江差の切り声はヒバの森に響き渡り、伝統的な風情をかんじることができました。
檜山古事の森は国道から比較的近く、平坦な地にヒバ林がまとまって存在している貴重な場所です。
道内での分布が局限される貴重なヒバの森を皆さんもぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
(上の国森林事務所 佐藤)