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北海道森林管理局

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    低コスト造林に向けたリモコン草刈機実演会を開催

    【渡島森林管理署】


    北海道森林管理局では重点取組事項に位置づけている「新しい林業」の実現向けて労働負担の多い下刈り作業の低コスト化・軽労化に取り組んでいます。

    令和5年9月6日(水曜日)、森町の鳥崎国有林において渡島総合振興局東部森林室と共同で「低コスト造林に向けたリモコン草刈機実演会」を開催しました。

    当日は、檜山森林管理署と後志森林管理署、渡島総合振興局や檜山振興局等の北海道の関係機関、近隣の市町村の林務担当者、森林組合及び林業事業体などから総勢87名の参加があり、3つの時間帯に分かれて多くの方々にリモコン草刈機の操作を行いました。

    今回の実演会の募集に局ホームページで告知をしたこともあり、一般の方や機器リース会社の方も参加され、広くリモコン草刈機の操作性の良さを体感してもらう機会となりました。

    リモコン草刈機

    道南地域は、傾斜の多い土地が多く厳しい作業環境であることからリモコン草刈機を目にする機会も少なかったため、大変興味深く参加されていました。
    林業関係者からは実用に懐疑的な意見も出されましたが、導入に興味を持ち納期を確認する林業事業体もあったり多くの反応をいただきました。

    今回の実演会では、北海道から「スマート林業機器導入補助」や林業関係に対する融資等について説明していただき、渡島署からは「リモコン草刈機の性能比較表」なども提示しながら、「新しい林業」の実現に向けて導入しやすい環境作りができたのではないかと思います。

    実演会に参加された皆様にお願いしたアンケートでは、リモコン草刈機等への意識調査に72名の回答をいただきました。今後の地域林政連絡会議等で共有しながら、林業事業体における人員不足や高齢化問題等の諸課題への対応に活かして行ければと思います。

    上部からの写真

    写真3

    (次長 窪田 秀幸)