
国有林モニター現地見学会を開催
【総務企画部 企画課】
9月9日(土曜日)に、苫小牧市と白老町内の国有林において、国有林モニター現地見学会を開催しました。
この日は集合時間から小雨が降り始めるぐずついた天気模様となりましたが、国有林モニターの方々21名に参加いただきました。
この見学会では、樽前山の噴火に備えた苫小牧市内の防災施設とキャンプや森林散策などのために国有林を開放している白老町内のポロト自然休養林を案内しました。
防災施設は、樽前山が冬季に噴火した場合に積雪が溶けて発生する融雪型泥流に備えるもので、下流域の人家等への被害の軽減を目的としています。
この施設の下流で北海道開発局が整備している施設と一体となって防災効果を発揮する計画で設置されました。
北海道森林管理局が設置するものの中では大きな施設の間近で説明を行うと、モニターの方々は、熱心に防災効果について質問し、防災対策への理解を深めていました。
ポロト自然休養林は、森林に親しんでいただくために国有林を開放している「レクリエーションの森」の一つで、林野庁が特に訪れていただきたい森として選定している「日本美しの森 お薦め国有林」にもなっています。
また、隣接地に国立アイヌ民族博物館が設置されており、アイヌ文化の振興にも期待がよせられる場所になっています。
ここでは、現地を所管する胆振東部署の職員とともに、一時間半ほどかけて散策しながら、取り組みや森林について説明しました。
ここは、約400ヘクタールもの広さがありますので、ごく一部の紹介になりましたが、アイヌ文化を象徴する樹木を育成している「イオルの森」や巨木を間近で感じていただきました。
ここでは森林に親しみながら北海道森林管理局の取り組みを知っていただき、良いところなのだからもっとPRすべきなどの意見をいただきました。
北海道森林管理局ではいただいた意見を参考に地域に、貢献する国有林として様々な取り組みを進めていきたいと考えています。
(企画課長 佐藤)