
陸別小学校で森林教室を開催
【十勝東部森林管理署】
令和5年7月13日(木曜日)、陸別小学校4年生の皆さんに「総合的な学習の時間」の一環として、当署と陸別町で協定している国民参加の森づくり活動に関する協定(ふれあいの森)「憩いの空間 水源の森」において森林教室を実施しました。
当日は、陸別小学校4年生5名、先生2名に加えて、陸別町役場から2名および若手職員主体で当署スタッフ11名の総勢20名が参加し、開催しました。
最初に森林教室の学習内容や講師の自己紹介、森林の中を散策するための注意事項などを説明しました。
まずは、木のことを知ってもらうために葉っぱの形や大きさから針葉樹と広葉樹の見分け方について説明を行い、葉っぱ探しゲームを始めました。
手の届かない葉っぱは高枝バサミを使い、近くで観て触るなどして同じ写真の葉っぱを探しました。
また、葉っぱが見つかったら、樹種ごとの見分け方や木材の用途などについて説明を行いました。
生徒達は各自タブレットを持参し、樹種名をメモして、葉っぱの撮影を行っていました。
季節的に花や実のついていない木は、事前に用意した写真で紹介しました。
生徒だけではなく先生方も興味津々でした。
キハダの木を紹介した際、樹皮に特徴があるため触ってみました。
コルクのような感触であるため、不思議そうにしていました。
帰り道に、森林として重要な役割である光合成や地球温暖化防止についての説明を行い、林内に設置していた自動撮影カメラに写った動物達の写真を紹介しました。
また、シカ道も発見することができ、森林には人間以外に動物達も生息しているということを確認することができました。
生徒の中には、ホオノキの葉っぱを日傘代わりに使い、とても可愛らしかったです。
森林散策後は、29年生のアカエゾマツの枝打ち体験です。
ノコギリの安全な使用方法や枝打ちの目的など事前に説明を行いました。
山に入ってみると、生徒達はすぐに夢中になり、次々と枝を落としていきました。
中には、枝打ち経験がある生徒もおり、「これも伐らないといけない」「根元から伐った方がいいよ」などと言いながら一生懸命に枝打ちをしている姿に感心しました。
今回の森林教室では森林散策、枝打ち体験を行いました。
天気予報では途中から雨と心配でしたが、最初から最後まで晴れており無事開催できて良かったです。
今後も自然や森林について、興味や関心を持ってもらえるように取り組んでいきたいと思います。
(陸別森林事務所 田中)