森づくり功労者へ感謝状を贈呈~「北海道・木育フェスタ」2023開会式
【総務企画部 企画課】
5月13日(土曜日)、北海道庁ロビーホールにおいて「森林づくり」や「木づかい」の一連のイベントを一体的に行う「北海道・木育(もくいく)フェスタ」の令和5年度の開会式を北海道・公益社団法人北海道森と緑の会・林野庁北海道森林管理局の主催で開催しました。
道庁前広場の新緑をバックに開会式
この「北海道・木育フェスタ」は道民参加による協働の森づくりを進めることを目的に行われているもので、令和5年度は「第73回北海道植樹祭」、「木育ひろばinチ・カ・ホ」などの催しが予定されており、この開会式はこれらの一連のイベントのスタートとなります。
当日は協力団体などから約200名の参加者の下、開会式、「森づくり功労者」への感謝状の贈呈、「緑の募金」出発式、「北海道植樹の日」制定5周年記念植樹などを行いました。
「森づくり功労者」への感謝状の贈呈
林野庁では、「国民の森林」である国有林において、森林づくりや森林環境保護、国産材利用の推進など「国民の森林づくり」の推進に貢献された方々へ林野庁長官より「国民の森林づくり推進功労者に対する感謝状」をお贈りしています。また、北海道森林管理局では、地域の国有林において森林づくり活動などに積極的に取り組まれるなどの功績のあった方々へ「国民の森林づくり感謝状」をお贈りしています。
令和5年度は下記の3団体の皆様へ感謝状をお贈りすることになり、当会場では平取町の特定非営利活動法人沙流川愛クラブの工藤正史会長へ、北海道森林管理局長から長官感謝状の伝達を行いました。なお、黒松内銀竜草の会、新星マリン漁業協同組合女性部留萌支部のみなさんには後日、各地域の森林管理署長から伝達を行うことになっています。
「沙流川愛クラブ」会長へ感謝状をお贈りしました
- 「国民の森林づくり推進功労者」感謝状(林野庁長官)
黒松内銀竜草の会(辻野健治会長・黒松内町)
黒松内岳の登山歩道の修理を行うことを目的にボランティア団体として設立され、後志森林管理署と「国民参加の森林づくり協定」を締結し、「近自然工法」を取り入れた登山歩道の維持修繕、高山植物の保護などに取り組まれています。
登山道の維持修繕作業を行う「黒松内銀竜草の会」のみなさん

5月16日に後志森林管理長から辻野会長(右)へ感謝状を伝達しました
「沙流川と共生する街づくり」、「沙流川流域の自然環境の保全・再生」を目的に設立され、沙流川及び流域の河川を拠点とし、河川や森林の環境保全の取組として日高北部森林管理署の国有林において、植樹や枝打ちなどの森林整備に取り組まれています。
人工林の枝打ち作業を行う「沙流川愛クラブ」のみなさん
- 「国民の森林づくり」感謝状(北海道森林管理局長)
新星マリン漁業協同組合女性部留萌支部(米倉孝子支部長・留萌市)
留萌南部森林管理署と「ふれあいの森における森林整備等の活動に関する協定」を締結。
「チバベリふれあいの森」において豊かな海づくりのため、植樹や枝打ちなどの森林整備に取り組まれています。
植樹作業を行う「新星マリン漁組女性部留萌支部」のみなさん
5月30日に留萌南部森林管理署長から米倉会長(中央)へ感謝状を伝達しました
「緑の募金」出発式
緑の募金は、私たちにさまざまな恩恵を与えてくれる森林やみどりを豊かにするため、募金という形を通じて誰もが参加できる社会貢献です。集められた募金は、身近なみどりを増やし、未来を担う子どもたちのみどりを想う気持ちを育む活動に活用されています。
この出発式は、春期の街頭募金をスタートするにあたり行われたもので、協力団体を代表してボーイスカウト、ガールスカウトの皆さんが北海道の森づくりに向け、力強い決意の言葉を述べ、それぞれの募金会場へ出発しました。
募金活動を行った札幌駅前の沿道では、道行く市民のみなさんが足を止めて募金いただきました。
札幌駅前での「緑の募金」活動
「北海道植樹の日」条例制定5周年記念植樹
北海道植樹の日は平成30年に制定され、道民一人ひとりが、植樹及び育樹(枝打ちその他の樹木を育成するための行為)を通じて、森林及び樹木に触れて親しむことにより、北海道の豊かな森林を未来に引き継いでいくことを期する日として、「植樹の日」、「育樹の日」などを定めています。
記念植樹を行うガールスカウトのみなさん
当日、5月13日はちょうど「植樹の日」にあたることから、北海道副知事、協力団体からの13名が道庁本館前にチシマザクラ5本の植樹し、この木々が大きく成長し花を咲かせる日に思いをはせながら記念撮影を行いました。
記念植樹を行ったみなさん
(広報主任官 中鍵)