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昭和木材(株)旭川工場と旭川銘木市でOJT【日高北部森林管理署職員】 令和5年1月26~27日に、昭和木材(株)旭川工場と旭川林業会館で開催された銘木市で日高北部森林管理署職員9名のOJT(職場内訓練)を行いました。 ![]() 工場内の様子 昭和木材(株)旭川工場では国産材(2~3割)、外国産材(7~8割)が取り扱われており、建築用材や内装用材、家具等がつくられています。 これらの製品を原木(丸太)から加工するのですが、原木が手に入ったらすぐに使えるわけではなく、2年ほどかけて乾燥させる必要があります。 そのため、現在は輸入されていないロシア産材も原木のまま残っていました。 外で自然乾燥をしても雨や雪で濡れてしまうのではないかと思いますが、問題ありません。雨雪で濡れて乾く、というのも自然乾燥の重要な工程のようです。 ![]() 昭和木材(株)高橋専務にご説明いただきました ![]() これらの原木が製品になるまでにはもうしばらく時間がかかります また、こちらでは一般の方でも購入できる無垢材(一枚板)のコーナーがあり、そのままでも、テーブル用等に仕上げてからの購入も可能なようです。 国産材ではナラ、外国産材ではウォールナットが多くみられました。 ![]() ずらりと並んだ一枚板は目の保養になること間違いなし! 銘木市の前日で大変お忙しいにもかかわらず、昭和木材(株)の皆様には工場見学の対応をしていただき、大変貴重なお話を聞くことができました。 ありがとうございました。 翌日27日は銘木市を見学しました。銘木市というのは旭川林産協同組合主催の丸太販売で、昭和42年から開催されています。 北海道ではかつて帯広や北見、苫小牧でも開催されていたようですが、出品量の減少に伴い現在では旭川のみの開催となっています。 ![]() 銘木は傷まないよう、多くが冬に出品されます 出品される丸太は民間や市町村有林、道有林、大学演習林、国有林等からの出品があり、そのほとんどが広葉樹になっています。 欠点のない丸太はもちろんのこと、こぶがついた個性的な丸太なども出品されており、優良なものや芸術性の高いものは高値で競り落とされます。 ![]() 日高北部森林管理署からもメジロカバを主体に合計120立方メートルほど出品しました! ![]() 銘木市で、金賞を見たのは私は初めてです(東大演習林産) ![]() 銘木市会場の様子 今回の見学では通常業務の中で見る現場とは一味違い、伐られた後の木がどのように売られ、どのように製品になっていくのかを見られるよい機会となりました。 優良な天然広葉樹材も貴重になる中で、このような付加価値を生み出す場や、活気のある場というのはとても重要だと改めて実感しました。 (門別森林事務所 押野) |
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