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21世紀・アイヌ文化伝承の森プロジェクト「手づくり魚道の設置」【日高北部森林管理署】 平取町、平取アイヌ協会、北海道森林管理局の三者は協定を締結し、コタンコロカムイの森づくりを行っています。 その活動の一環として、令和4年12月6日(火曜日)、株式会社 平取町アイヌ文化振興公社は、シマフクロウなどの餌となる魚類が遡上できるよう町内トウナイ川長知内頭首工に試験的に手づくり魚道を設置しました。 この魚道は、頭首工本来の機能を阻害しない設計で、人力で設置と撤去が可能なものです。 当日は、シマフクロウ環境研究会代表の竹中 健 氏及び株式会社 北海道技術コンサルタントの岩瀬 晴夫 氏等の指導を受けながら、土嚢で水の流れを切り替え、設計図と部材の現地合わせに苦労しながらも、アンカー打ち、部材運搬組み立て、ドリル穴開けボルトナット固定、仕上げに長いボルトの切断等の一連の作業を行いました。 ハンマードリルで河床コンクリートに穴開け後、アンカーピンを設置し、部材を重ねてボルトで固定します。 側面に設置した柱と川側に設置した柱2本で部材を挟み込みドリルで穴を開けボルトとナットで固定します。 頭首工が立ち上がると魚道に川の水が流れる仕組みです。 プロジェクトとしても初めての作業でしたが、平取町アイヌ文化振興公社では今後も魚類の生育状況等の調査結果に基づいて手づくり魚道設置等を通じてシマフクロウの生息環境の整備拡大を進めていく考えです。 日高北部森林管理署としても協力していきたいと考えています。
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総務企画部 企画課
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