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北海道森林管理局

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     各地からの便り

    日高小学校で第2回森林教室を実施しました

    【日高北部森林管理署


    令和4年11月24日(木曜日)、日高小学校5年生と4年生の計14名を対象に、「総合的な学習時間」の一環として森林教室を実施しました。
    9月に実施した第1回目の森林教室では、5年生を対象に国有林の伐採現場を見学し、国有林で行われている事業について学びました。

    今回は、前回触れることができなかった日高町の森林の特徴や、森林に生息する動植物の話など、森林の生き物を中心に授業を行いました。
    まず、前回の森林教室の内容と新たに森林の有する多面的機能について説明し、森林を整備することの意義について復習しました。

    森林の有する多面的機能についての説明
    森林の有する多面的機能についての説明

    次に、日高町の森林の特徴について、写真や図を用いながら説明しました。
    標高の違いで森林や生息する生き物が変わること、日高山脈には貴重な自然環境が残されていることを話しました。

    特に、普段馴染みの無い高山帯の環境については、ナキウサギやお花畑の環境について興味を持ってくれました。

    垂直分布の説明
    標高により植物や動物の分布の違いについて説明

    日高の森林に棲む野生動物の紹介では、実際に国有林内に仕掛けたカメラに写った動物の動画を見せながら紹介をしました。
    普段見ることがない森林の中を闊歩する動物たちの姿に、児童たちも興味津々でした。

    センサーカメラに写った野生動物を見る児童たち
    センサーカメラに写った野生動物を見る児童たち

    最後に、日高に生息する昆虫について説明しました。
    実際に、町内で採集した昆虫標本を見せながら、同じ町内でも環境が異なることで生息する昆虫も変わること、日本では北海道にしか生息していない昆虫が日高の森林にも多くいることを紹介しました。

    昆虫標本を見る児童たち
    昆虫標本を見る児童たち

    授業後児童たちからは、「エリアが違うだけで、虫の種類が違うことにびっくりしました。」、「森林を伐ることはダメなことだと思っていたけど、木を伐ることも大切だということが分かりました。」、「こんなに動物がいてすごいと思いました、動物がどのくらいいるのか調べてみたいです。」などの感想を頂きました。
    45分と短い間でしたが、日高の森林について興味を持ち、理解をしてもらうことができ大変嬉しく思いました。

    これからも、豊かな自然が残っている日高の森林をフィールドに、森林へ興味を持ってもらえるような森林教室を続けていきたいです。


    (日高森林事務所 森林官補 大室)

    お問合せ先

    総務企画部 企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271

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