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北海道森林管理局

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     各地からの便り

    お仕事見学「資源の循環利用」

    【十勝西部森林管理署 東大雪支署


    令和4年11月22日(火曜日)新得町立屈足南小学校3・4年生の生徒16名が、国有林の造材現場で「お仕事見学」を実施しました。
    目的は、新得町は林業を昔から大切にしてきた地域であることを学び、郷土への関心を高めることや、座学や伐採現場の見学により造材作業の流れを知ること、また、森林を循環させるためには森林整備や木材生産が大切なことを学ぶために実施したものです。

    まず当日は、間伐を実施する理由や人工林と天然林の違い、また高性能林業機械の種類と特徴等の事前学習を行い、その後バスで造材現場へと向かいました。

    事前学習(人工林と天然林の違い)等を実施しました。
    事前学習(人工林と天然林の違い)

    そして到着後、まず実施したのは見学箇所にある立木の胸高直径の測定しました

    現場見学の実施前に胸高直径の測定方法を勉強しました。
    現場見学の前に胸高直径の測定方法を勉強

    輪尺を使用する特徴である2センチメートル括約や、胸の高さで立木に輪尺を当てて測定することの説明を受け実際に計測をしてみました。
    また昨年は、見学前に樹高測定を実施したことから、今年は胸高直径を測定することにより、その数値から材積が計算されることも含めて学習をしたところです。

    その後、ザウルスロボでの伐倒、次いでハーベスターでの伐倒・枝払い・玉切、チェンソーでの伐倒を見学しました

    ザウルスロボでの伐倒を見学中
    ザウルスロボでの伐倒

    ハーベスターでの伐倒を見学
    ハーベスターでの伐倒

    ハーベスターでの枝払い
    ハーベスターでの枝払い(機械のヘッドが動くことで、枝払いされることにビックリ)

    特に今回初めて見学する小学校3年生は、高性能林業機械の動く様に目を輝かせていました。
    その後、業者さんから見学した機械の特徴等の説明をしてもらい、「ハーベスターのアーム部分だけで2,500万円で、家一軒分の値段です!」という話には、生徒が一斉に「え~!」と感嘆の声がありました。

    「アームだけで2,500万円するんだよ~!」の説明に生徒はビックリ
    アームの説明

    そして、その後、ハーベスター、ザウルスロボの運転席に座って、オペレーターになった気分を味わい、時間にして約1時間、生徒全員が楽しく現場見学を学習しました。

    気分はオペレーターです。
    交代して運転席に座りました

    初めてチェンソーを持ってみました。
    初めてチェンソーを持ってみました。


    そして、帰校後は、現場見学の「ふりかえり」を実施、その中で生徒からの質問では、「ハーベスターの刃はどの程度の間隔で取り換えるのか」等の結構難しい質問も飛び出し、わずかな時間ではありましたが有意義な森林教室となりました。

    帰校後の「ふりかえり」で、「何か質問は?」に「ハーイ!」
    帰校後の「ふりかえり」

    (森林技術指導官 諸橋)

    お問合せ先

    総務企画部 企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271

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