このページの本文へ移動

北海道森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

     各地からの便り

    AI搭載型ドローン森林内空撮デモンストレーション見学会を開催しました

    【資源活用第一課


    令和4年11月16日(水曜日)~17日(木曜日)、石狩森林管理署管内の国有林において、北海道森林管理局、石狩森林管理署及び北海道水産林務部の職員26名が参加し、収穫調査等の効率性及び安全性の向上を目的とした、道内初のAI搭載型ドローン「Skydio2」による森林内空撮デモンストレーション見学会を開催しました。
    見学会は、16日に千歳担当区5244林班のアカエゾマツ人工林(昭和51年植栽)で行われ、「Skydio2」の国内販売を手がける(株)竹谷商事、ジオサーフ(株)により、ドローンの説明と実演がありました。

    最初に、ドローンを自動飛行させたいルート(ポイント)を記憶させるため、手動によりポイントを記憶させながら林内飛行を行い、その後は、同じルートを自動飛行(横移動)しながら、ドローン正面に配置された4Kカメラで林内の撮影を行います。
    「Skydio2」は6個の魚眼カメラとAIを使って林内で枝などの障害物を避けながら飛行することができ、非GPS環境や狭小な場所でも、ぶつからずに対象物に近い距離での飛行が可能だということです。

    Skydio2
    Skydio2

    (写真2)オペレーター(青いヘルメット)の操作で林内を飛行するSkydio2(赤丸)
    オペレーター(青いヘルメット)の操作で林内を飛行するSkydio2(赤丸)

    17日は、森林管理局会議室において、データの解析等について解説がありました。
    専用の解析ソフトを使用することで、撮影したプロットの3次元データの確認や、プロット内の蓄積(立木本数、胸高直径および樹高)を測定することが可能とのことでした。

    解析後の三次元データ
    解析後の三次元データ

    質疑応答ではプロット測定に要する時間や傾斜地での操作、計測誤差についてなど多くの質問があり、関心の高さがうかがえました。
    現在、「Skydio2」は橋梁点検など構造物に対する利用が主とのことで、今後は林業現場での普及が待たれます。

    林内を自動飛行して森林の状況を把握することができれば、職員の業務負担や労働災害の軽減につながることから、今後の普及に期待したいところです。

    (企画係長 大塚)

    お問合せ先

    総務企画部 企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271

    PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
    Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

    Get Adobe Reader