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占冠中央小学校で森林教室を実施 ~五感フル回転!秋の森で遊ぼう~【上川南部森林管理署】 令和4年10月24日(月曜日)、占冠村立占冠中央小学校の全校生徒(当日は29名参加)を対象に「五感フル回転!秋の森で遊ぼう」と題して森林教室を実施しました。 場所は小学校から歩いて5分足らずの占冠村運動公園で、手前には芝生の広場と、裏の丘にはカラマツやミズナラをはじめ様々な樹木があります。 雨予報でしたが晴れてくれました。ほっとしながら森林教室の内容説明 1つ目のプログラムは「色探し」です。 グループごとに探してもらう色をくじ引きで2色決め、運動公園を散策しながらくじで引いた色と同じ“森の落とし物”を探してもらいました。 探してきてもらう色は運任せ。何色がでるかな? 大渋滞の運動公園。みんな色探しに夢中 何か見つけた?台紙には赤い紅葉が貼ってあるね。 赤色や黄色に色づいた様々な落葉、白い松ヤニがたっぷりついた松ぼっくり、虫食い穴のあいた笹の葉、ひっくり返すと裏側が白っぽい葉など、よく観察しないと気づけない“森の落とし物”を、どのグループも台紙いっぱいに貼り付けていました。 中にはスペースが足りず、裏に赤茶色のヤマブドウの葉を貼っているグループや、台紙にはとうてい貼り付けられない大きな白い石を持ってきたグループもあり驚かされました。 白と黒という難しい2色をくじ引いたグループも、はじめは苦戦したようですが、白い小さなキノコやネズミにかじられた黒っぽいクルミの実など、沢山見つけていました。 グループごとに見つけたものを発表 散策後はグループごとに“森の落とし物”を発表してもらいました。 みんな見つけたものを生き生きと紹介してくれました。 一見すると赤色のモミジの葉も、よく見てみると単純な赤色ではなく、オレンジ色や黄色にグラデーションしていることや、同じミズナラの葉でも、黄色、茶色、オレンジ色があることを発見していたりと、私たちも気づかされることばかりでした。 これは何の葉っぱ?「ミズナラ~~!!」みんな知っていてさすが! 占冠村の紅葉シーズンは早く、森林教室を実施した10月下旬はもう紅葉のピークを過ぎていました。 そのため「色探しをしても色が見つからなかったらどうしよう」と心配していました。 しかし、そんな心配は吹き飛んでしまうほど発見の多い色探しになり、子ども達の好奇心と感性に驚かされました。(大人も見習わなければ・・・。) 森の隠れアイドルはきのこ!? 少し休憩をはさんで、2つ目のプログラムは「自作ウッドボウリングで遊ぼう!」です。 このプログラムでは子ども達に鋸を使って木を切ってもらうため、事前に職員から鋸の使い方を説明しました。 鋸の使い方を説明 みんなに見守られながらエッサホイサ♪ 切っているのはオニグルミ?堅さはどうかな? みんな慣れない作業に苦労しているようでしたが、樹種による堅さの違いや、何よりも作ることの楽しさを実感してもらえたようです。 いろんな種類の木からつくったピン できあがったピンに好きな色で数字を書いてもらって、お待ちかねのプレイタイム!グループに分かれ、1人ずつ木の棒を投げピンを倒し、グループごとの合計点数を競いました。 大声援を受けながら投げる。あたったーーー! 投げる人の歓喜の声や悔しがる声、そして見ている人の大声援で、会場は大盛り上がり。 最後に残ったグループの6年生はみんなに見守られて投げることになり、今日一番の盛り上がりとなりました。 みんな大健闘でした。 最後はチーム関係なくみんなで応援。がんばれー! 森林教室実施後にアンケートを取ったところ、「植物が季節によって変わるから楽しかった」「グラデーションのある葉っぱがたくさんあるのがすごかった」「普段行く運動公園でもよく見てみると色んな色があって面白かった」「木を切るのは難しかった」「自分で作ったもので遊べて良かった」など慣れない経験の中で発見することも多かったようです。 さらに「木の種類や特徴をもっと知りたい」という声も多く、改めて子ども達の好奇心に驚かされました。 占冠中央小学校の皆さん、来年も森林教室で会いましょう!
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