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林業ICT機器の操作実演会を開催しました【北海道森林管理局】 令和4年10月19日(水曜日)、道央森林整備事業協議会と北海道森林管理局の共催により、胆振東部森林管理署管内の国有林及び(株)イワクラ講堂において林業事業体、林野庁、森林管理局、森林管理署職員など約120名が参集し、伐採作業における安全性及び生産性の向上の取り組みとして、トランシーバー等通信機器を利用した操作実演会を開催しました。 実演会は苫小牧国有林1378林班の素材生産請負事業現場で行われ、主催者を代表し、北海道森林管理局 上 局長から「森林内においてICTを利用した安全性及び生産性の取り組みにはとても期待している。」と挨拶がありました。 ![]() 局長の挨拶 その後、実際に機器を導入している(株)小玉 代表取締役小玉氏より使用方法の説明と実演がありました。 タブレット・スマートフォンには、伐倒作業者やフォワーダなどの重機の位置情報やチャットなどの作業連絡、また、かかり木などの危険地点、森林作業道の線形などが反映されることから、位置情報の把握により事故の未然防止につながり、「見える化」による作業効率の向上、作業者間の連携向上、また携帯電話等の通信圏外でも半径3キロメートル内での使用が可能であるとの説明がありました。 ![]() タブレット ![]() スマートフォン 実際にフォワーダが土場まで移動してくる様子を画面上で確認。 また、伐倒作業者がかかり木発生を想定した位置情報を入力後、グラップルでかかり木の処理を行うまでの重機の動きや処理後のかかり木の位置情報の有無を画面で確認しました。 ![]() 画面での確認の様子 午後からは、会場を(株)イワクラ講堂に場所を移し、午前にとった森林作業道の軌跡をGISに取り込み、データの活用方法について(株)小玉 代表取締役小玉氏及び通信機器関係者より説明がありました。 ![]() (株)イワクラ講堂での様子 質疑応答では、工程管理、導入コスト、電池の持続時間、リースまたはレンタルができないか等の意見や質問が出されており、ICT機器への関心の高さが伺えました。 最後に、道央森林整備事業協議会 髙篠会長から「今回行ったICT機器の取り組みなど、林業において安全性、生産性の取り組みを継続していきたい」と挨拶がありました。 ![]() 髙篠会長の挨拶
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