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令和4年度宗谷地区森づくり技術研修会に参加しました【宗谷森林管理署】 令和4年10月20日(木曜日)~21日(金曜日)の2日間で、宗谷総合振興局 森林室主催の研修会が行われました。 民有林における地材地消の取組みや担い手対策などについて理解を深めることを目的としており、宗谷総合振興局 林務課・森林室をはじめ、宗谷管内の市町村役場、森林組合、指導林家、北大演習林の総勢30名と、当署からは4名の若手職員が参加しました。 1日目は当麻町森林組合、当麻町役場、北の森づくり専門学院を見学しました。 当麻町森林組合では50年におよぶ森林整備計画を策定しており、伐採したら確実に再造林することを重視しているそうです。 また、行政との連携も密接に行っており、平成30年に完成した当麻町役場新庁舎は、構造材を町産材100%使用して建てられています。 外からでも庁舎内の「木のぬくもり」の雰囲気が伝わっています 執務室はワンフロアーで開放感がありました 議事堂の木製机にはキャスターが付いており、多目的に利用できるように工夫がされています 役場庁舎の暖房には木質バイオマスボイラーを導入し、森林組合の製材工場から運ばれてくる端材チップを燃料として活用しています。 このボイラーだけで庁舎全体を暖めているそうです チップサイロが2つあり、片方でボイラーの余熱で乾燥させ、もう片方が貯蔵する仕組みになっており、効率的になっています 令和2年に開校した北の森づくり専門学院では、実習を中心にした授業を通して、林業・木材産業の即戦力となる人材を育成していることがわかりました。 校内でもシミュレーターを使った実習ができます 2日目は旭川市内の銘木市会場を見学し、広葉樹材の見方や価値を高めるための採材方法について、小林指導林家よりお話を伺いました。 お話を聞いて、広葉樹材の加工技術の向上とともにその利用方法も拡大していることから、できる限り良質な木材を供給できるよう採材技術の向上にも取組んでいきたいと思いました。 小林指導林家から樹種ごとに解説していただきました 2日間の研修会では、将来を見据えた民有林の取組みや林業に携わる若者の育成について学ぶことができ、これからの林業・木材産業の発展に期待が持てると感じました。 国有林としても、技術の共有やフィールドの提供などを通じて、民有林との積極的に連携していくことが重要だと考えています。
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