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えりも高校生の枝落とし体験【日高南部森林管理署】 ![]() みんなで記念撮影 令和4年9月14日、北海道えりも高等学校1年生23名が、えりも国有林内においてクロマツ植栽地の枝落とし体験を行いました。 この取組は、えりも地区連携型中高一貫教育「環境教育 百人浜に学ぶ」として、中学校ではカミネッコンによる植樹、高校では枝落としの育樹体験をしてもらい、森づくりへの貢献と身近にある自然環境のことを考えるきっかけ作りとして平成18年から行っているものです。 また、今年度の中高一貫教育については、来年5月に行われる「えりも岬緑化事業70周年記念行事」のプレイベントとして位置付けられています。 まず、開講式で森谷署長からの挨拶と宮﨑治山技術官より枝落としの必要性についての話をしたあと、中学生時代に自分達がカミネッコンで植樹した箇所の様子を観察しに行きました。 植樹時に付けたネームプレートを頼りに探していましたが、なかなか見つからない生徒や「○○さんのここにあるよ」と教えてもらっていたり、みんなで探しながら観察をしていました。 大きく生長して喜んでる生徒もいれば、残念ながらうまく活着せず枯れてしまっていて自然の厳しさを感じている生徒もいました。 ![]() 植樹したカミネッコンの観察 その後、枝落としを行う場所へ移動し、宮﨑治山技術官から枝落としの方法とノコギリを使うときの注意点について説明を行ったあと、各班の持場に分かれて作業を開始しました。 最初はノコギリの使い方もぎこちなく、どの枝を切ったらいいのか戸惑っている様子でした。 次第に慣れてくると作業スピードも上がり楽しくなってきたのか夢中になって時間ギリギリまで枝落としをしている生徒もいました。 生徒達が枝落としをしてくれた場所は林内の見通しが良くなり、「明るくなった」「きれいになった」など満足しているようでした。作業終了後には、記念標柱を立て記念撮影をしました。 ![]() 枝落とし中 ![]() 枝落とし中 ![]() 記念標柱の設置 ![]() 記念標柱の完成 閉講式では、記念品として国有林のクロマツで作ったコースターを署長から贈呈し、最後に生徒代表からお礼の挨拶がありました。 今回の体験を通じて、緑化事業の歴史を持つえりも町で学ぶ高校生達が自然の大切さを感じ今後も森づくりに関わりを持ってくれることを期待しています。 (総括治山技術官 大口)
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