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北海道森林管理局

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     各地からの便り

    大地連携ワークショップ夏inびらとり研修会が開催されました

    【日高北部森林管理署】


    アイヌ政策推進交付金事業の一環で、平取町アイヌ文化振興公社は平取町から「大学・大学院と地域の連携事業業務」を受託し、令和4年8月22日月曜日から26日金曜日まで、全国各地の大学・大学院から学生23名を招き、平取町にてアイヌ文化を学ぶワークショップを初めて開催しました。

    24日には、アベツ国有林をフィールドとしてアイヌ文化ガイドの研修が行われるということで見せて頂きました。
    「アベツ」とは「オヒョウのたくさんあるところ」という意味で、アベツ国有林では、森林管理署と役場、アイヌ協会が協力してオヒョウなどの広葉樹をエゾシカの食害から守るため防鹿柵で囲い育てる取り組みを行っています。

    学生達は、まず、本物の民族衣装をまとった公社職員たちがとり行うカムイノミ(祈り・安全祈願)に参加しました。

    カムイノミ(安全祈願)
    カムイノミ(安全祈願)

    狩猟のための小屋(トドマツの枝)
    狩猟のための小屋(トドマツの枝)

    有用植物(樹木:イタヤカエデ、カツラ、イヌエンジュ・草本:オオウバユリ)の説明
    有用植物

    説明

    また、弓矢を使った伝統的な狩猟体験もありました。

    弓矢の使い方、矢の仕組み
    弓矢の使い方、矢の仕組み

    威力を大幅に軽減した弓矢で的を狙いますが、弓道経験者もいたようで的にヒットするたび歓声が上がりました。

    演習(エゾシカ、ヒグマの的)
    演習(エゾシカ、ヒグマの的)

    この伝統的な狩猟は途絶えていますが、ヤジリには印があり誰の獲物か分かるようにしていたことや毒矢で食べられない部分もあるといった話を伺うことができ、学生達は楽しんでいるようでした。

    (森林技術指導官 中家)

    お問合せ先

    総務企画部 企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271

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