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北海道森林管理局

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     各地からの便り

    リモコン式草刈機(agria)と3Dレーザスキャナ(OWL)の
    デモンストレーションを開催しました

    【根釧西部森林管理署】


    令和4年6月14・15日の2日間において、根釧西部森林管理署鶴居国有林でリモコン式草刈機(以下agria)と3Dレーザスキャナ(以下OWL)のデモンストレーションを開催しました。

    両日とも天候に恵まれ、初日は釧路振興局、事業体等、1日目は近隣署からの参加の下、agria販売元であるB&S社から講師を招き実施しました。

    デモ記念撮影
    デモ記念撮影

    agriaはリモコンで遠隔操作ができることから、安全に草刈作業を行うことができ、刈払機と比べて労力は格段に軽減できます。
    また、ブレードが本体の底に付いているため、刈り払った草や枝条等はほとんど飛ばされることはなく、刈った草本類等は粉砕され、刈り跡も非常にきれいです。

    リモコン操作には慣れが必要ですが、数回使用していただければ誰でも自在に動かすことが出来るようになります。

    Agriaによる列間の刈払い
    Agriaによる列間の刈払い

    参加者からはもう少し刈払いのパワーや移動スピードが欲しいといった意見はあるものの、おおむね良好な評価を得ており、借り受けたいとの連絡もすでに受けているところです。
    また、今後は職員実行による庁舎周辺や林道等の草刈り、請負事業下刈り箇所における功程調査を実施する予定としています。

    OWLは収穫調査の省力化に期待される機器で、現地ではおおむね10メートル間隔で1点の計測箇所を設け、1箇所につきボタンを1回押し約1分程度待つだけと簡単な操作で計測が可能です。
    特に胸高直径については、輪尺で計測した数値とほぼ変わらず、面積拡大のための標準地を現地で作る必要が無いことも確認されました。

    今年度は、次度以降伐採予定の製品生産に係る収穫箇所においてOWLによる調査を職員実行する予定としています。

    OWL調査
    OWL調査


    OWL調査の解析
    OWL調査の解析

    参加された皆さまからのアンケートを集計した結果、6割以上の方にagriaとOWLは作業の省力化となり得るとの回答を得ています。
    新しい技術や機器に対しては批判や、敬遠される風潮もありますが、根釧西部森林管理署として、省力化のための新しい技術や機器について積極的に活用し、取り組んでいこうと考えています。

    (総括森林整備官 中山)

    お問合せ先

    総務企画部 企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271

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