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北海道森林管理局

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     各地からの便り

    「アイヌ共用林野契約締結式」

    【石狩森林管理署】


    令和4年3月29日(火曜日)、千歳市役所において、千歳アイヌ協会及び千歳アイヌ文化伝承保存会が同席のもと、千歳市と石狩森林管理署によるアイヌ共用林野契約締結式が行われました。

    アイヌ共用林野契約締結式
    アイヌ共用林野契約締結式

    (敬称略)左から千歳市長 山口 幸太郎、千歳アイヌ文化伝承保存会長 石辺 勝行、千歳アイヌ協会長 中村 吉雄、石狩森林管理署長 荻原 裕
    左から山口千歳市長、石辺千歳アイヌ文化伝承保存会長、中村千歳アイヌ協会長、荻原石狩森林管理署長

    同契約は、千歳市内の国有林約2,500㏊の区域を共用林野に設定し、区域内においてツルウメモドキ、ヤマブドウ等の「つる類」、イケマ、ナギナタコウジュ等の「薬草」、サルナシ、ハスカップ等の「果実」、その他「山菜類」、「きのこ類」の採取が可能となる内容となっています。

    同締結式において、千歳アイヌ協会 中村会長からは、これまで行われなかった国有林内での林産物採取が行えるようになることで、アイヌ料理に不足していた資源を確保し、新たなアイヌ文化伝承が期待されるとの発言がありました。

    供物をアペ(火)にお供えしている様子     (写真提供:千歳アイヌ協会)
    供物をアペ「火」にお供えしている様子(写真提供:千歳アイヌ協会)

    また、同契約締結に向けて実施された資源調査において、千歳では絶滅したと考えていたオヒョウが発見されたことも大きな成果であるとのことで、今後、国有林を活用した活動に向けての期待を述べられました。

    カムイノミ(神に祈る儀式)の様子
    カムイノミ(神に祈る儀式)の様子(写真提供:千歳アイヌ協会)

    石狩森林管理署としては、同契約に限らず、可能な限りアイヌ文化の伝承に協力出来るよう、今後も千歳市と一体となり、取組みを進めていきます。

    (事務管理官(管理)高橋)


    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271

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