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北海道森林管理局

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     各地からの便り

    朱鞠内小学校で冬の森林環境教育を実施

    【北空知支署】


    令和4年2月28日(月曜日)、幌加内町立朱鞠内小学校の「わんぱくの森」において、今年度最後となる冬の森林環境教育を実施しました。
    朱鞠内小学校は、総合的な学習の時間として、春・夏・秋・冬と季節ごとに年4回森林環境教育を実施しています。

    今回は、全校児童8名、教職員3名が参加し、当支署から7名の職員のサポートにより実施しました。
    当日の気温はマイナス5度です。マイナス20度を超えることも珍しくない朱鞠内では天候に恵まれたなかでの開催となりました。

    森林環境教育開催のあいさつを行い、本日のプログラムや行動する際の注意事項等について説明しスタートです。
    児童たちは履き慣れないスノーシューでの歩行に悪戦苦闘しながら、楽しそうにわんぱくの森へ移動しました。

    わんぱくの森へ出発!
    わんぱくの森へ出発!

    最初に、わんぱくの森の中を散策しながら「ウィンタービンゴ(フィールドビンゴ)」を行いました。
    ビンゴの内容は、事前学習の際に、各自、冬のわんぱくの森の中で気になることや観察したいものなどの学習を行い、それぞれが自分の調べたいものなどについてまとめ、自分用のビンゴ用紙を作成しての実施です。

    わんぱくの森を散策中
    わんぱくの森を散策中

    「動物のあしあと」「雪の結晶」「赤っぽい冬芽」など児童たちが考えた「ウィンタービンゴ」の項目以外でも、サポートの職員からの説明など聞きながら、一緒に散策や観察をしました。

    どんな冬芽かな?
    どんな冬芽かな?

    わんぱくの森の中は積雪が170センチメートルほどあるので、普段は高くて届かない枝先や冬芽などについても届くため、ルーペや双眼鏡で熱心に観察していました
    その結果、全児童がビンゴを達成し、なかには3列・4列とビンゴを達成した児童もおり、「夏には高くて見えない所を観察しながらビンゴができて楽しかった」など感想がありました。

    ルーペで樹皮を観察中
    ルーペで樹皮を観察中

    森林から学校へ戻り、毎年恒例?となっている昔の道具を使っての火起こし体験です。
    昨年は残念ながら着火できなかったため、児童たちは「リベンジをするんだ!」と言いながら一生懸命に道具を上下に動かしていました。

    若干の煙や焦げ臭い匂いもしましたが、途中から「腕が疲れる~」などの声も聞こえてきて残念ながら今年も着火まで至りませんでした。
    「来年こそは絶対に火起こしする!」と、早くも来年に向けての意気込みを語る児童もいました。

    今年こそは火を起こすぞ!
    今年こそは火を起こすぞ!

    終わりに、児童から1年を通じての感想として「わんぱくの森を散策して色々な木や葉っぱを観察して楽しかった」「季節ごとにわんぱくの森の木の葉っぱの色が違うことが分かった」「来年もたくさん虫やどんぐりの苗など観察したい」などがありました。
    朱鞠内のように、自然が身近にある環境であっても、なかなか自然と触れ合う機会は限られており、このような森林環境教育を通じて、自然と触れ合い、森林などに興味を持って頂きたいと思いました。

    今年度の森林環境教育は、昨年に引き続き、コロナ対策を考慮したプログラムとなるよう事前の打合せを行い、色々な対策を考えながらの開催となりましたが、都度実施する内容・日程の変更を行いながらも無事に春・夏・秋・冬と全4回の森林環境教育を実施することができました。
    来年度も工夫を凝らし、児童たちがわんぱくの森で、楽しく学べるような森林環境教育の開催に向け取り組んでいきたいと思います。

    (主任森林整備官 秋葉)

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271

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