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森林環境譲与税の活用事例などを学ぶ ~民有林支援勉強会~
【技術普及課】
令和3年11月15日(月曜日)・16日(火曜日)、民有林支援勉強会が占冠村コミュニティプラザ・旭川市大雪クリスタルホールで開催されました。
北海道森林管理局で民有林連携担当に携わっている新規採用の私も参加させていただいたので、その中で感じたことをお伝えしたいと思います。 この勉強会は、民有林支援の取組をより一層推進していくため企画され、道内の各森林管理署等からの担当者など総勢27名が参加しました。
1日目は、占冠村農林課根本林業振興室長から、「占冠地域森林整備推進協定による取組」、「占冠村の現状と村有林資源の有効活用の取組」についてお話をいただきました。 根本林業振興室長は、コンテナ苗の活用や、林業関係者のスキルアップに力を入れており、様々な活動を行っているとのことでした。
 根本林業振興室長からの情報提供
占冠村の特産PRとして、100%占冠村の村木イタヤカエデから作られたメープルシロップ(トペニワッカ)についても紹介がありました。 ところで、「トペニワッカ」という単語。テレビなどで見聞きされた方もいらっしゃると思いますが、アイヌ語で「カエデ樹液」という意味があります。 今年度、占冠村で生産されたメープルシロップは既に完売するほど高い評価を得ているようです。
続いて、上川南部森林管理署今野森林技術指導官から取組事例の報告として、地域課題とされている「木質バイオマス資源の有効活用」、「占冠村と設定した共同土場(ストックヤード)を活用した有利販売に向けた取組」についてお話がありました。
 今野森林技術指導官
共同土場の設置にあたっては、地元住民の理解を得るために色々な工夫(騒音・泥流出対策)がされていたようです。 民有林支援には地域住民との相互理解と信頼関係がとても大切であることを再確認しました。
 今野森林技術指導官による事例報告
その後、令和元年10月に整備された共同土場、薪生産施設見学が行われました。
 共同土場見学
 薪生産施設見学
2日目は、昨日に引き続き、根本林業振興室長による情報提供として、「森林環境譲与税の活用と展望」についてお話をいただきました。 その後、参加した各森林管理署から民有林支援活動の進捗報告や全体での意見交換が行われました。
 根本林業振興室長による情報提供
意見交換を通じて各署の民有林支援業務の事情や課題などを知ることができました。 同じ業務に携わっている仲間として、各署の現状を共有でき、とても有意義な勉強会になったと感じています。
 意見交換
民有林支援勉強会に参加し、民有林の管理経営の現状や施策のほか、各森林管理署等の取組を聞くことが出来る良い機会となりました。 改めて国有林の職員として市町村とどういう形で協力していけるか少しずつ考えられるように取り組んでいきたいと思います。
(民有林支援担当 今野)
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総務企画部企画課
ダイヤルイン:050-3160-6271
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