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「職員によるくくりワナを用いたエゾシカ捕獲講習及び説明会」を実施
【計画保全部 保全課】
北海道森林管理局では、職員が自ら国有林内においてくくりワナを設置し、エゾシカを捕獲する技術を研鑽することによって、エゾシカの個体数管理に資する取り組みを進めています。
令和3年11月8日、9日の2日間、「職員によるくくりワナを用いたエゾシカ捕獲講習及び説明会」を実施しました。
今年度の講習については、エゾシカ捕獲の意義目的やエゾシカの食害がどのように森林に影響を及ぼすのか等、野生鳥獣被害対策の全般について理解が深まるものとなるよう充実を図り、捕獲作業への従事を希望する職員に限らず、広くエゾシカの森林被害対策に関心のある職員等を対象とし開催しました。
1日目(座学)
当日は、全道から約80名の職員が参加し、座学と実技を行いました。 座学では、石狩署長からエゾシカ捕獲推進の意義について、林業試験場道北支場の明石支場長からエゾシカが森林植生に与える影響について、北海道の狩猟部局の担当者から野生鳥獣捕獲に関する法令等について、宗谷署から職員によるくくりワナの実施報告など、講師陣から熱のこもった講義を受けました。
実技では、特定非営利活動法人EnVision環境保全事務所から、くくりワナの仕組み、設置場所の探し方や仕掛け方、捕獲後の処理等について指導を受け、その後、参加者が各自くくりワナの設置を行いました。
2日目(実技)くくりワナの仕組みや設置について説明
実際にくくりワナを設置
初めてくくりワナに触れる参加者もいましたが、ワナの構造を見ながら、設置場所の選定からワナの作動確認まで実際に行い、参加者からは「ワナの構造が理解できた」「イメージしていたよりは、ワナの設置が難しいと感じなかった」との感想がありました。
今後もエゾシカ捕獲の意義目的を広めながら、エゾシカ捕獲の技術の向上に努めて参ります。
(保護係 髙木)
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総務企画部企画課
ダイヤルイン:050-3160-6271
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