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【十勝東部森林管理署】
十勝東部森林管理署では、造林作業の省力化を図るため、現地検討会や研修会等によりコンテナ苗の普及の取組を行っています。10月8日(金曜日)と13日(水曜日)に、十勝総合振興局森林室足寄事務所と共同で、一般民有林等へのコンテナ苗の普及のための現地研修会を本別森林事務所部内において実施しました。現在、足寄町、本別町の民有林・町有林での植栽は、裸苗を使用しており、植付が容易で植栽できる期間の長いコンテナ苗の活用について、検討を進める上での参考としていただくことを目的としています。10月8日は本別町森林組合8名が参加して植栽年度や植栽樹種の異なる人工林を視察しました。現地は、大型機械による地拵箇所で、地拵・植付仕様の説明、コンテナ苗の成長量など生育状況について情報交換を行いました。現地視察の様子生育状況等の確認意見交換では、コンテナ苗は裸苗に比べて苗木が小さいが遜色なく成長するのか、動物などの被害はどうなのかなどが上げられました。意見交換の様子10月13日には足寄町森林組合11名が参加して、各種コンテナ苗植付器具を使用し植付作業を体験しました。始めに森林室足寄事務所よりコンテナ苗研修会の目的について説明があり、そのあと当署の森林整備事業を行っている林業事業体より植付の仕様や、植付器具の使用方法及び植付の注意点などの説明後に行いました。コンテナ苗研修会の目的の説明コンテナ苗植付器具(左からプランティングチューブ、スペード、ディプル)植付作業等の説明植付体験の様子植付体験の様子意見交換では、メリットとして、植付に慣れない人でも容易に植付が可能なこと、腰にあまり負担がかからず楽なこと、植付できる期間が長く、この地区では適期ではなかった秋植が可能になったこと、活着率が良いなどの反面、デメリットとしては、小運搬が大変なこと、苗木価格が多少高いことなどが上げられました。また、実際に植付作業を行った林業事業体からは、裸苗と違い、根鉢があるため崩さないように、丁寧できれいに植えることを心がけていることや近年エゾシカ被害が多いため対策が必要との話がありました。意見交換の様子十勝東部森林管理署では、引き続き、造林作業の省力化・軽労化の取組を行い、一般民有林等への普及につながるよう、取り組んでいくこととしています。
(森林技術指導官 森田)
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