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北海道森林管理局

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     各地からの便り

    占冠村 村有林でコンテナ苗植栽勉強会を開催しました


    【上川南部森林管理署】 


    上川南部森林管理署では、9月10日(金曜日)に占冠村と共同で同村ニニウの村有林(1林班9小班)において、カラマツコンテナ苗の植栽に係る勉強会を開催しました。
    コンテナ苗を活用した国庫補助事業(森林環境保全直接支援事業)による植栽は、上川南部地域の民有林では占冠村有林が初めてとなります。

    このため、翌週から始まる植栽作業の本番前に、同村林業振興室と当署が民間の林業事業体を対象に開催したものです。
    当日は、この季節にしては直射日光がやや強く感じる天候の下、林業事業体3名、占冠村2名、当署5名の計10名で行いました。

    はじめに占冠村の根本林業振興室長がコンテナ苗を手に取り、普通苗とコンテナ苗の育苗手法による根の形状の違いや重量比較、苗木の価格差、植栽時期の拡大による種苗事業や造林事業における労働作業の平準化への可能性など、コンテナ苗のメリットやデメリットの説明を行いました。
    根本林業振興室長から根鉢の説明
    根本林業振興室長から根鉢の説明

    また、当署からは、管内国有林におけるコンテナ苗の使用樹種や割合、植栽適地の条件、植裁器具の特徴等についての情報提供を行い、植栽器具毎の作業方法の説明の後、林業事業体の方に単独作業(1人で植栽する場合)と分業作業(専属で穴掘りのみ、植栽のみをする場合)での植栽を体験してもらい、作業効率の違いを実感してもらいました。
    署職員から国有林におけるコンテナ苗の活用について情報提供
    署職員から国有林におけるコンテナ苗の活用について情報提供

    スペードを用いて植栽体験
    スペードを用いて植栽体験

    参加者からは、植栽可能な時期や植栽箇所までの運搬方法、各々の作業環境(土壌等)に適した植栽器具やコンテナ苗の生産方法など、いろいろな質問があり、関心の高さがうかがえました。
    ディプル
    「笹根のある所では慣れているクワの方が良いかも」との感想が聞かれました。
    (当該地はディプルによる植栽功程がスペードやクワよりも良好です)

    占冠村では今後、コンテナ苗を活用した造林補助事業を可能な限り進めることとしており、当署としても植栽後数年経過した造林地での勉強会を計画するなど、『占冠地域森林整備推進協定』に基づく占冠村の取組に協力していくこととしています。

    (森林技術指導官 今野)

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271

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