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林地未利用材収集に係る説明会を開催しました
【上川南部森林管理署】
上川南部森林管理署は、8月24日(火曜日)に管内の幾寅国有林「7は林小班」において、林地未利用材収集に係る功程調査説明会を開催しました。 当日は、霧雨が断続的に降り続くあいにくの空模様でしたが、上川総合振興局林務課、同南部森林室と富良野事務所、管内3市町村、富良野地区と南富良野町の森林組合、東京大学北海道演習林、上富良野町の指導林家の計24名と、当署のサポートチームなど8名の32名が参加しました。
南富良野町における木質バイオマスの活用に向けた取組みは平成9年頃から始まり、上川管内では平成25年に「上川管内木質バイオマス安定供給協議会」を設立し、同年に上川南部森林室富良野事務所の声かけにより、南富良野町、南富良野町森林組合、当署で最初の打ち合わせ会議が開催されました。 その後、当署では木質バイオマスの活用を地域課題と位置付け、取り組みを進めています。
今般、森林整備計画実行管理推進チーム構成員を対象として、これまでの取組みの振り返りと、トドマツ列状間伐による全木集材、末木枝条の現地チップ化の実演を含めた説明会を企画したものです。
 森林技術指導官から林地未利用材収集の取り組みを説明
列状間伐での全木集材の実演では、伐倒後に森林作業道まで運び出した後、枝払いと玉切りを行い、間伐木と末木枝条を道の両側に集積しました。 オペレーターから作業道の有無や列の幅、傾斜等により作業の組合せが変わることなどが説明されました。
 森林作業道の左に間伐木、右に末木枝条を集積します
 オペレータから説明
また、移動式チッパー機の実演では、「破砕できる幹の太さや木の堅さにより、どの程度生産量が変わるのか」、「刃部の耐久性はどうか」など、多くの質問が出され、参加者の関心の高さがうかがえました。
 チッパー機はカバーを開けて説明
 破砕と送り部分の刃部の様子を確認
今後、当小班において、通常の間伐と、間伐木に加え未利用材も収集した場合の功程調査を行うとともに、列状間伐で集められた末木枝条をチップに加工した後の体積を推計するなど、未利用材の収集と運搬の効率化に向けた取り組みを引き続き進めたいと考えています。
(森林技術指導官 今野)
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お問合せ先
総務企画部企画課
ダイヤルイン:050-3160-6271
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