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乗車型自走式刈払機実演会を開催しました
【上川南部森林管理署】
7月28日(水曜日)、上川南部森林管理署トマム国有林252ほ林小班において、乗車型自走式刈払機による下刈作業の実演会を開催しました。 当日は、穏やかな天候の下、上川総合振興局南部森林室富良野事務所、南富良野町地域林政アドバイザー、占冠村農林課、富良野地区森林組合、南富良野町森林組合、東京大学北海道演習林、地元造林事業者等関係者12名及び当署職員14名の総勢26名が参加しました。
 レンタル会社の担当者から作業可能な傾斜等を説明(左から2人目)
造林作業における省力化・効率化の推進は、造林コストの低減、若手造林作業者の労働力確保の観点からも喫緊の課題となっています。 このため、当署では、機械化の推進を見据えて、当該林小班において、平成28年に下刈の省力化に有効なクラッシャによる地拵とアースオーガ(植穴掘り器)による植付作業やバケット地拵など、試行的に林業機械を取り入れ、その検証を進めており、今年度は、乗車型自走式刈払機による下刈を実施することとし、今般、その実施状況を関係者間で共有することにしたものです。
 ha当たり1,000本植(苗間列間各3.16m)での下刈
 支障となる凸凹等は避けて作業します
 伐根の破砕には3~4分かかりました
実演会では、今回の下刈作業で初めて乗車型自走式刈払機を操作したというオペレータから、炎天下で人力による下刈を実施するより体への負担が少なく、効率が良く感じるという意見や、他の参加者から、刈幅はどの程度が一番適切か、機械で届かない苗間の下草はどう処理するのかなど、活発な質問が出され関心の高さがうかがえました。 今後、一般の人力作業での下刈りとの功程比較や有効性など検証すべき課題を整理し、造林事業の省力化、効率化に繋げていきたいと考えています。
(森林技術指導官 今野)
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総務企画部企画課
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