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北海道森林管理局

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     各地からの便り

    原木保管施設(ストックヤード)を下川町と共同で整備


    【上川北部森林管理署 


    原木保管施設の整備は、当署と下川町で締結している下川地域森林整備推進協定に基づく共同施業団地の取り組みを進める中で、以前から要望があったところです。
    このような中、コロナ禍の影響により木材需要が低迷し、地域の製材工場の木材は動きが鈍くなったため、工場土場は満杯となり、当署の委託販売材も需要不振のため山元土場に余裕がなくなっていたことや、下川町においては森林の循環利用伐採と再造林に影響が出ないよう遊休の町有地約5千平方メートルを活用し、下川町と共同で原木保管施設として整備しました。

    3月初旬に施設の状況を確認してきましたので、原木が集まっている様子などについてお知らせします。

    整備された原木保管施設(ストックヤード)全景
    整備された原木保管施設全景

    施設は昨年11月末に完成し、12月から国有林・民有林からの木材を搬入、1月からは入札時期を調整し販売を実施しています。

    グラップルによる椪積み作業
    グラップルによる椪積み作業

    原木保管施設を整備したことにより、1.木材需要者等は、国有林材と町有林材を一緒に品定めできる、2.山へ原木を見に行く労力や時間を省くことができる、3.市街地に隣接しているため、積雪期の除雪経費の削減が期待できる、などのメリットがあります。

    椪積みされた木材
    椪積みされた木材

    当署においても、山元土場は制約が多く林道除雪経費も掛かるため、原木保管施設のメリットは大きいものがあります。
    今後は「民国協調出荷」を想定した取り組みや原木保管施設を活用した勉強会の開催を検討し、地域の木材需要者へ安定的な木材の供給と情報発信して行きたいと考えています。

    (森林技術指導官 柳谷)

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271

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