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占冠中央小学校で森林教室
【上川南部森林管理署】
令和2年9月3日(木曜日)、占冠村と上川南部森林管理署が共同で整備した土場において森林教室を開催し、占冠中央小学校の全校児童26名が参加し、占冠村の基幹産業の一つである林業や土場の役割、木製品ができるまでについて学習しました。
開会
最初に、北浦森林管理署長から「職員一同、今日の日を楽しみにして準備を進めて来ました。森林教室で学んだことを今後の学習に役立てて頂ければ幸いです。」と挨拶があり、その後、低・中・高学年の3グループに分かれて、土場に置いてある丸太の年輪を数えたり、土場の役割や木製品になるまでの過程を学習しました。
熱心に土場の説明を聞く
中でも好評だったのは、バットの原料であるアオダモの説明でした。 北海道森林管理局のホールに展示してあるバットになるまでの原木とパネルを用いてアオダモの木について説明し、イチロー選手や松井選手用のバットを振ってもらいました。
バットが出来る過程を学ぶ
児童からは「松井のバットは重い!」、「北海道の木がプロ野球選手のバットに使われていることは知らなかった」と興奮気味に話していたのが印象的でした。
その後、占冠村の根本林業振興室長がチェーンソーで丸太を伐る実演をした後、のこぎりを用いた丸太切り体験をしました。
丸太切り体験
児童からは「のこぎりだとすごく大変なのにチェーンソーだと一瞬で切れる」「チェーンソー、ズルい」等、それぞれ率直な感想が聞かれ、ほとんどの児童が自分で伐った輪切りを記念に持ち帰っていました。
次に、根本室長の案内で共同土場に隣接する占冠村木質バイオマス生産組合の工場に移動して薪の生産工程を見学し、割ったばかりの薪を見たり触れたり木の香りを確かめていました。 工場の外では、高性能林業機械であるグラップルソーで薪の材料になる丸太を約30センチの長さで伐る作業の速さに驚きの声が上がっていました。 根本室長から薪を手にとりながら、リラックス効果のあるフィトンチッドの成分や、森林と人との関わりについてお話しがありました。
輪切りを手にして全員集合
おわりに、児童から「普段、通学している時に何気なく見ている土場の役割を知ることができて大変良かった。」といった感想が聞かれました。 厳しい残暑の中適度に休憩を挟みつつ、木との触れ合いを楽しみながら林業や木の使われ方等について理解を深めることができました。
(双珠別森林事務所 伊藤)
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総務企画部企画課
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