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北海道森林管理局

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     各地からの便り

    「暑寒別岳清掃登山」を実施

    留萌南部森林管理署】 


    増毛山岳会と留萌南部森林管理署が毎年共催で実施している「暑寒別岳清掃登山」は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったため、令和2年7月9日(木曜日)に職員3名、GSS2名の計5名により本署単独で実施ました。

    前半は傾斜も緩く比較的登りやすい道のりですが、一合ごとに休憩を取りながら登りました。途中、少量でしたが所々でゴミがあったため、ゴミ袋に入れて持ち帰りました。

    各合目に立てられている標柱のほとんどは、熊による損傷を受けていました。

    熊の生々しい爪痕やかじられた痕
    熊の生々しい爪痕やかじられた痕

    また登山道脇には、たくさんの綺麗な花が咲いていました。

    ハクサンイチゲ
    エゾノハクサンイチゲ

    シナノキンバイ
    ミヤマキンバイ

    ハクサンチドリ
    ハクサンチドリ

    七合目付近からは周囲が開けていき、花が一面に咲いていることを確認することができました。

    七合目から山頂にかけての一面の花
    七合目から山頂にかけて色とりどりの花が咲き誇っています

    山頂に近づくにつれ急傾斜が増え登山道が険しくなった上に、残雪と前日までの雨によりぬかるみや滑る箇所が多くありました。

    残雪と天候不順によるぬかるみ
    残雪と天候不順によるぬかるみ

    八合目付近からは周囲全体を一望できるようになりました。
    頂上までの残りの道は綺麗な景色と一面の花を楽しみながら登ることができました。

    八合目付近からの眺望
    八合目付近からの眺望

    山頂まではあと一歩!
    山頂まではあと一歩!

    約4時間でようやく山頂にたどり着きましたが、山頂ではガス(霧)がかかり、残念ながら周囲の景色を見ることはできませんでした。

    ガスがかかってしまった山頂景色
    ガスがかかってしまった山頂景色

    食後も晴れることはなく、下山することとしました。
    下山途中、山頂を見上げると雲が少しずつ流れていき、下山した頃には、完全に晴れ上がっていました。

    下山後の暑寒別岳遠景
    下山後の暑寒別岳遠景

    私は、清掃活動をしながら登り切った達成感や暑寒別岳の植生についても学ぶことができ、とても良い経験となりました。
    今年の「暑寒別岳清掃登山」は7・8・9月にかけて、あと3~4回行う予定です。

    この日の登山者の中には、道外から来た方や私たちと同じルートをトレーニングがてら一時間半で登ってきた方もいました。
    このような方々に、これからも気持ち良く山に登っていただき暑寒別岳の植生を守るために、今後も清掃登山に参加したいと思います。

    (業務グループ 多田 陸人)

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271

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