
|
初の「アイヌ共用林野」の契約締結!
【日高南部森林管理署】
令和2年7月9日(木曜日)、日高南部森林管理署において、新ひだか町長・日高南部森林管理署長・新ひだかアイヌ協会・三石アイヌ協会が一同に介し、アイヌ共用林野の契約締結式が行われました。
 左から三石アイヌ協会会長 幌村 司・新ひだか町長 大野 克之・日高南部森林管理署長 梶岡 雅人・新ひだかアイヌ協会会長 大川 勝
アイヌ共用林野は、「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律(平成31年4月26日法律第16号)」により、国有林野においてアイヌの儀式の実施その他アイヌ⽂化の振興等に利⽤するための林産物を国有林野から採取できるとするものです。 本契約では、新ひだか町の国有林1,069.18ヘクタールを共用林野とし、アイヌの祭具である「イナウ」の材料となるヤナギの枝600本/年を採取できることとなっています。
イナウの原料となるヤナギは、これまで町有林や河川敷で採取されていましたが、資源が少なくなっていました。 本契約によって、国有林から安定的に採取できることが期待されています。
日高南部森林管理署としては、このアイヌ共用林野の設定により、アイヌ文化の伝統の継承や振興に不可欠な森林産物の供給に地域と一体となり取り組みます。
  イナウ(左)と材料となるヤナギ(右) イナウ(アイヌの祭具):カムイや先祖と人間の間を取り持つもの(贈り物・メッセンジャー・神霊の依り代)とされる。
(日高南部署 次長 中澤)
|
お問合せ先
総務企画部企画課
ダイヤルイン:050-3160-6271
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。