知床森林生態系保全センターブログ(2023年2月)
令和5年2月14日 北の国・森林づくり技術発表交流会
北海道大学 学術交流会館において2月14日と15日の2日間にわたって開催された「北の国・森林づくり技術交流発表会」にセンター職員が参加し、発表を行いました。
この発表会は北海道の森林・林業・木材産業の活性化を推進するため、情報提供や意見交換を通じて、技術力の普及・向上、そして、交流の推進を目的に開催されています。
口頭発表部門とポスター発表部門の2つの部門があり、今回は当センターで2009年より実施しているセンサーカメラを用いた野生生物の観測調査にて収集した13年分のデータを基にして「知床半島における中小型哺乳類の生息状況について―外来生物のモニタリングのために―」というタイトルでポスター発表を行いました。
来場者に対してポスターの内容を説明し、頂いた質問に答えていきます。
「道内にアメリカミンクが持ち込まれたのはなぜなのか」、「どうして遺産地域内ではなく遺産地域外で調査を行っているのか」等の質問を頂きました。
ポスター発表のコアタイムである45分間、途切れることなくポスターをご覧くださる方が訪れ、知床半島における中小型哺乳類の生息状況についての注目度の高さが伺えました。
更に、調査方法等についてアドバイスを下さった方もおり、ただ単にこれまでの調査結果を発表するだけでなく、これからの検討課題を発見することもでき、実りある発表会となりました。
口頭発表の要旨および掲示されたポスターは北海道森林管理局のHPにて公開されておりますので、ご興味のある方は以下のリンクからぜひご覧ください。
https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/sidou/happyo/230207.html
お問合せ先
知床森林生態系保全センター
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