上川浮島風景林は、北海道北部の国道273号線沿いで、道北地方と道東地方の接点にある「浮島湿原」とその周辺部からなる風景林です。
「浮島湿原」は、標高約870mの溶岩台地に発達した山地高層湿原で、北東から南西方向に約700m、北西から南東方向に約500mの「く」の字形に広がっています。面積は約22ヘクタール、周囲は約3Kmあり、大小70余りの沼が点在しています。沼の深さは、「東ノ沼」の約2.5mがもっとも深いとされています。
山地高層湿原は、主に斜面が緩やかで標高が高いことが影響し、植物が秋に枯れ落ちてもほとんど腐ることなく枯れ残り、厚い泥炭の層になったもので、沼のなかには浮島ができているものもあります。
湿原部にはエゾヒツジグサなどの水生植物、モウセンゴケなどの湿性植物、チングルマなどの高山植物が生育し、湿原の周辺部は、アカエゾマツを主とする亜寒帯林で、開けた場所が多く野鳥など動植物の観察も容易であり、豊かな自然が織りなす特異な景観が楽しめることから、毎年多くの人々が訪れています。
「浮島湿原」への入り口は、上川町側からは、国道273号線の「浮島トンネル」入り口の手前から右側の旧道を約2.5km入ったところにあります。
上川浮島風景林は、春の新緑、秋の紅葉などの四季折々の風景を楽しみに訪れる人々に親しまれている風景林です。

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アイヌ語の由来
- 上川(カミカワ)……ペニウンクルコタン(上川・の・人の・土地)
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「浮島湿原」の秋 |
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「浮島湿原」の風景
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「浮島湿原」の夏
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「浮島湿原」の景観
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「浮島湿原」の駐車場付近
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「浮島湿原」内の木道
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湿原に咲く「エゾヒツジグサ」
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★住所 |
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北海道上川郡上川町上越 |
★アクセス |
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JR旭川駅から国道273号線経由、浮島トンネル入り口まで約68キロメートル、車で約2時間。 |
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JR上川駅から国道273号線経由、浮島トンネル入り口まで約24キロメートル、車で約40分。 |
★駐車場 |
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有り |
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★上川中部森林管理署 TEL: 050-3160-5745
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お問合せ先

計画保全部保全課
ダイヤルイン:050-3160-6286
FAX:011-616-4021