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北海道森林管理局

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    第1回「森林づくり塾2017」を開催

    函館山で史跡や植林の歴史などを学びながら植生観察会を実施

    「森林づくり塾」は、森林の役割や森林づくりの基礎を学び、実際に森林作業を体験することにより、技術の取得、森林の中での楽しみ方を通して、森林・林業への理解を深める活動を行うもので、渡島総合振興局東部森林室「森への誘い講座」との共同開催を含め、全6回の予定で実施します。

    5月28日(日曜日)、第1回「森林づくり塾」として、函館山の史跡や植林の歴史を学びながらの植生観察会を開催しました。
    登山道入口に集合した塾生は、講師の北海道アウトドアガイドの自然観察指導員 木村マサ子さんから、函館山の国有林などへの植林の経緯や旧日本軍の施設跡などの説明を受けたあと旧登山道コースを出発しました。

    途中、大きなスギの木があり、そこで直径や樹高の測り方などを学習した後、直径巻尺やブルーメライス(樹高を測る道具)で、実際に測ったり、咲いていたミツバウツギやオドリコソウ、ミズナラの新芽などを観察しながら約2時間ほどで山頂に到着しました。
    あいにくの天気で函館山からの景色が望めませんでしたが、講師が用意した函館山からの大きな写真を観ながら説明を聞いたりと、しばしの休憩と昼食を楽しみました。

    木の測り方を学習
    木の測り方を学習

    樹高を測っているところ
    みんなでスギの樹高を測ってるところ

    ミツバウツギ
    ミツバウツギ

    ミズナラの新芽
    ミズナラの新芽を観察

    午後からは、観音コースの旧日本軍の施設跡やスギの植林地を見学、台風などで倒れた木や咲いていたウワミズザクラ、ヤマシャクヤクなどを観察しながら、本日の最終目的地である神社へ無事到着し記念写真を撮り解散しました。

    今回は、講師の木村氏に取材でテレビ局のカメラマンが同行していたので、緊張された方もいたようでしたが、函館山の自然、史跡、植林の歴史、立木調査法などを学び、森林に触れる楽しさや林業・植林についても理解を深めるていただけたようです。

    倒木を観察
    倒木を観察

    ヤマシャクヤク
    ヤマシャクヤク

    お問合せ先

    駒ヶ岳・大沼森林ふれあい推進センター

    ダイヤルイン:0138-86-6897