2013年10月
2013年10月27日(日曜日)晴れのち雨 
摩周湖~キンムトー林道~硫黄山~屈斜路湖畔林道~農場前湖畔

 摩周湖、定点観察最終日です。 空気がとても澄んでいたので、山頂の山肌がよく見えました。
 そして、こちらも毎年恒例、定点観察をしている場所の反対側です。 カラマツが黄色く染まってきました。
硫黄山
 硫黄山の蒸気です。 今日はそれほど多くはありませでした。 紅葉を見に多くの観光客が訪れていました。
屈斜路湖畔林道
 決して斜めに撮影しているわけではありません。木が斜めなんです。 風雪などの気象害に耐え、立地条件に文句も言わず生き続けている木々のたくましい姿です。 屈斜路湖畔林道はそんな木々たちにたくさん出会えます。
 パッチワークの景色です。 ここの見頃はもう少し先のようです。 毎年、GSSの活動最終日には見頃を迎えていましたが、今年は全体的に暖かかった1年であったことを 景色が物語っています。
 先日、林道を巡視していた際に確認した陥没の場所ですが、反対側にも杭を打ち、 陥没した箇所も改めて杭を打ち込み、危険表示をしてきました。
本日が今年度のGSS活動最終日となりました。 ありがとうございました。
2013年10月26日(土曜日)雨のち曇り 
摩周湖~キンムトー林道~第2池の湯林道~硫黄山~屈斜路湖畔林道~農場前湖畔
摩周湖
 摩周湖は見えていましたが摩周岳は雲にかかって見えませんでした。 雨天時に見られる摩周湖は貴重です。
 第2池の湯林道を回ってきました。 こちらも紅葉は見頃です。
 台風の影響で、倒木や、、ぶどうの蔓などが林道に覆い被さっていましたので、処理してきました。 ぶどうの蔓は、横にかかる力には弱いのですが、縦には強く、引っ張ってもなかなか切れず、のこぎりで切るなどして処理しました。
 すでに処理されていた倒木でしたが、車一台がやっと通れる程度だったので、処理可能である長さに処理してきました。 今年は風が強かったためか大きい木が倒れることが多かったような気がします。

 クッシー街道の紅葉も見頃です。 濡れた路面に映る紅葉も生えて雨天時の紅葉観察も素敵ですよ。
硫黄山

 最近、硫黄山を巡視していると、「卵売りの人はいないの?」と観光客に声をかけられます。 この日は、卵売りの方(許可済)は来ていませんでしたが、自分で玉子を持ち込み茹でている残骸がありました。
いくら卵が食べたいからと言って、ここに持ち込んで茹でるのは禁止されています。 10個パックで持ち込んで、熱湯に直接入れ込み、爆発させたであろう卵が落ちていました。 このような行為は絶対にしないでください。
 今日の蒸気の様子です。
 黄色がそろって紅葉のピークを迎えています。山から上がる霧(水蒸気)が幻想的です。
屈斜路湖畔林道

 まずは美しい紅葉の景色から。 おとぎの国のような色彩で私たちの目を楽しませてくれました。 別名「メルヘン通り」と呼んでいます。いかにも妖精に会いそうでしょ?

 その妖精のお友達・シマリスです。 この子たちの落とし物・忘れ物がこの森を守って育ててくれているんですよ。

 次は現実的なお話。 台風などの影響で、林道の路肩が相当軟弱になっています。
土砂が崩壊した跡も見られ、危険を知らせるために杭を打ち込んでピンクテープで目立つよう、注意表示をしてきました。
走行の際は路肩に寄り過ぎず、安全のため山側を走行してください。
 ここはもっと危険です。 ちょうど沢水にかかる場所のせいでしょうか、直径50センチ近くはある大穴がぽっかり空き、陥没しています。
こちらは木の棒をさしてテープで目立つよう危険表示をしてきました。 またこの穴を警戒して大きくよけると反対側に落ちてしまうのでくれぐれも慎重に走行してください。
2013年10月20日(日曜日)晴れ
摩周岳歩道~キンムトー林道~硫黄山~屈斜路湖畔林道~農場前湖畔
摩周湖
 風が冷たく、これからの摩周岳は防寒対策を万全にしてしてください。 既に頂上付近は積雪があります。
 屈斜路湖方面にうっすら雲海が見えました。 朝はもっと雲海に包まれていました。 第3展望台から川湯方面には雪がありました。
 キンムトーの分岐地点の倒木を、もう少しだけ通りやすいように切ってきました。 のこぎりではこれが限界です。
 キンムトーの紅葉はすっかり台風26号で散らされてしまっていました。
硫黄山
 本日の硫黄山です。 朝の様子を伺ったところ、この日の朝も蒸気がすごかったとのことです。 (うしろの黒いもやもやは雲です。)
ボッケも第2硫黄山も蒸気は出ていませんでした。
2013年10月19日(土曜日)晴れ 
屈斜路湖畔林道~硫黄山~キンムトー林道~摩周岳歩道
屈斜路湖畔林道



 台風26号の後の巡視でしたので、林道を重点的にまわりました。 大きなものは片づけられた後のようでしたので、写真のような倒木や枝、木などを処理してきました。 大きな台風の直撃でしたので、太い木も随分と折れていて、林道の木々の印象が変わった気がします。
 GSS弟子屈のメンバーお気に入りだった桂の木も上の方が折れてしまっていました。 これには思わず「ショック!」の声が上がりました。

 この日は風がなく、穏やかな一日でした。湖面が穏やかで、魚もよく見えます。 この魚はなんという魚でしょうか?
 林道の中の紅葉はいつも最後に染まります。 見ごろになってきました。
 朴の木の実を見つけました。 老朽化して倒れた木もあれば、台風などで折られて倒れた木もあり、また新しい命につながる種もある。 林道を回っているとこうした自然が、人間もまた同じであると教えてくれる気がします。
硫黄山
 台風の影響です。 並べられていた石がいくつか押し流されていました。
 溝の深さも、水の多さを物語っていますね。
 私たち、GSSもここ最近の硫黄山の蒸気の多さが気になっていました。 普段、雨の日は多く、晴れの日は少ない蒸気が、晴れの日もずっと立ち上っていることが多かったのです。 駐車場の管理をされている自然財団の方たちと情報交換をする場を設けていただき、最近の蒸気の多さについて感じていたことを話し合いました。 この日、弟子屈町の役場の方が訪れて、硫黄山の調査をすると言われたそうです。
キンムトー林道

 こちらも台風の影響で、キンムトーへの入り口がある分岐点で、松の木が数本倒れて道をふさいでいました。 一度処理をされた形跡がありましたが、車が一台通るのがやっとでしたし、キンムトーへ行く歩道上に倒木があり、歩道の障害となっていたため処理してきました。
 キンムトーへも行かれるようになりました。
摩周湖

 台風と一緒にやってきた初雪は、一足早く摩周湖やその周辺を白く染めてしまいました。 日中は解けていますが、早朝や夕方は雪解け水が再び凍結し、滑りやすくなりますので、 冬タイヤでの走行をおすすめします。

 登山客に出合い、「山頂は雪が残っていたため断念して戻ってきた。」とおっしゃっていました。 雪の降り始めは、こうした判断が大事だと思います。 これから登山される方は無理をしないようにお願いします。
2013年10月12日(土曜日)晴れ 
摩周湖~キンムトー林道~硫黄山~屈斜路湖畔林道~農場前湖畔
摩周湖
 もやがかかった摩周湖。 霧ではありません。 こういう景色も幻想的で絵になる湖ですね。
 各ポイントの看板が新しいものに変わりました。 ピッカピカで気持ちがいいです。
キンムトー林道
 この林道も赤、オレンジ、黄、緑と色とりどりになり、紅葉のピークを迎えています 。
 倒木も少し見かけました。 台風崩れの雨風の影響です。 処理してきました。
 こちらは山ブドウ狩りをしたあとのようです。 蔓が道をふさいでいました。 マナーを守ってほしいものです。
硫黄山
 巡視中、遊歩道から外れた場所を歩いている人を見かけました。 立ち入り禁止区域や定められた遊歩道以外を歩行することは、危険であるとともに 植生を踏み荒らす原因にも繋がるため、決して立ち入らないでください。
また、ここは国立公園です。 植物等の採取は法律で禁じられていますので絶対にしないでください。
屈斜路湖畔林道
 普段では見ないような高波の屈斜路湖。 水かさも多くて、そばに立つと怖い気がしました。
 ざっぱ~ん!


 そしてこちらも倒木がありました。 小枝、太枝、小さい木、中くらいの木、太い木、たくさん折れていました。 道をふさいだもの、道にかかったもの、きれいさっぱりです。
 発見時 処理後
 弟子屈名木1号のもみじです。 きれいに染まりました。
2013年10月6日(日曜日)曇りのち晴れ
摩周岳歩道~キンムトー林道~硫黄山~屈斜路湖畔林道~農場前湖畔
摩周湖
 曇り空の摩周湖です。
 摩周岳には傘雲がかかっていました。 地形や風の影響で、湿った空気が山頂付近を昇る時に断熱冷却されてできる。
秋から初冬にかけて見られるのが特徴です。 つまり山頂は寒いということですね。
キンムトー林道
 キンムトーの紅葉の具合を見てきました。 見ごろを迎えています。 紅葉観賞により入林される方は目立つ服装、クマよけの鈴をくれぐれもお忘れなく。
硫黄山


 紅葉期の硫黄山。この後、黄色が一気に広がって、さらに見頃を迎えます。
 硫黄山を出て、右へ。 摩周湖方面へ行きますと、鮮やかな紅葉が見られます。 ひと際目立つのは漆の木です。
屈斜路湖畔林道
 倒木や枝などが落ちていましたので処理してきました。 エゾシカ狩猟期により狩猟を目的とした車両が入ることがあります。出合い頭の衝突等十分注意してください。 しかし、鹿は一頭も見かけません。
2013年10月5日(土曜日)晴れ
摩周岳歩道~キンムトー林道~硫黄山~屈斜路湖畔林道~農場前湖畔
 晴天の摩周湖。 季節がら、手前にみえていた草木花は葉も枯れ、秋の景色と変わっていました。

 マユミの実(花言葉:艶めき) この実が出てくると、秋を感じます。
キンムトー林道
 キンムトーへ行くこの林道が色づきました。 とてもきれいです。 赤毛のアンが歩いている径に似ていることから「赤毛のアンの径」と呼んでいます。
 ただ、紅葉が美しい季節ですが、鹿猟の期間に入ったため、ハンターさんも入林しています。 そして冬籠りのためにクマの活動も活発になってきます。 目立つ服装、鈴の用意をお忘れないようお願いします。 私たちも出会った方に声掛けをしています。

 つい最近、新設林道「硫黄山林道」が開通しました。
硫黄山

 硫黄山も紅葉が見ごろとなっていました。 次回巡視時には、更に美しい景色を撮影しますのでお楽しみに!
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