2013年8月
2013年8月31日(土曜日)曇りのち雨 
摩周湖~キンムトー林道~硫黄山~屈斜路湖畔林道~農場前湖畔
摩周湖

厚い雲に覆われ、摩周岳が見えない摩周湖です。

現在、環境省発注による摩周岳歩道整備のため、このような看板が標示されています。

キンミズヒキ
花言葉:感謝の言葉 という花言葉ですが、種は衣服にくっつくお邪魔虫です。それも「運んでくれてありがとう」ということでしょうか。

サラシナショウマ
花言葉:愛嬌・無邪気

歩道敷に折られたものと思われる枝がありました。 国立公園内では、許可なく植物の伐採は禁じられていますので、手で折る行為も勿論いけません。

摩周岳までの歩道にある立木ですが、以前は左側が歩道でしたが、今は右側も通れるようになっています。

入山届に書いてあったコメントです。嬉しいですね。
硫黄山

雨が降っているときの噴気孔はとても激しく蒸気がでているように見えます。 お天気とのかかわりがあるようですね。
屈斜路湖畔林道

屈斜路湖畔林道にも草刈りが入ったようです。見通しよく走れるようになりました。 天気の悪い週でしたが、倒木などは殆どありませんでした。
2013年8月25日(日曜日)曇りのち雨
摩周湖~キンムトー林道~農場前湖畔~硫黄山~屈斜路湖畔林道
摩周湖

今日の摩周湖は雨でした。雷が鳴り、強風で霧も濃かったです! このような日の登山は危険なのでやめましょう。

キンムトー林道を抜けて、 屈斜路湖畔沿いの道路周辺では写真ではわかりにくいですが、紅葉が始まっています。
硫黄山
雨天時の硫黄山は噴気孔の蒸気も活発です。 蒸気にあたりに行こうとしたり、岩場をヒールの高い靴で行くことは危険ですので止めましょう。

黒い雲が屈斜路湖畔林道の上空を覆いつくしています。この日もあちこちで雷が鳴っていたようです。

屈斜路湖畔林道は案の定強い雨が降っていました。湖が海に見えるほど高い波が打ち寄せていました。

木苺がなっていました。 この林道で、この実が生っているのは初めて見ました。美味しそうですね。
2013年8月24日(土曜日)曇りのち雨
摩周湖~キンムトー林道~農場前湖畔~硫黄山~屈斜路湖畔林道
摩周湖
霧の摩周湖です。雨も降っていました。

川湯にあるエコミュージアムセンターに貼られていた登山時のリュックの中身の参考例です。 これは防災にも共通しますね。
キンムトー林道

雨が多く、湿気も多かったためでしょうか、こんなに大きなキノコを見つけました。それもたくさん。 手の大きさと比べてみてください。

その隣にひっそりと小さな赤いキノコもありました。素人判断で食すのは大変危険です。
硫黄山

当日は雷注意報が発表されていました。 巡視の際、いかにも雷が鳴りそうな黒い雲がすぐそこまでやってきていました。
屈斜路湖畔林道

大きなクルミの木が林道をふさいでいました。 クルミの木は枝が多いので、枝を少しずつ切り落として、解体し、通行可能の状態にしてきました。 先週はゲリラ豪雨があったので、その影響で倒れたのではないでしょうか?このような天気が続くと倒木はもっと出てくると思います。走行の際はご注意ください。

早くも真っ赤に染まった葉。紅葉一番乗りですね。
2013年8月18日(日曜日)雨

摩周湖~キンムトー林道~農場前湖畔~硫黄山~屈斜路湖畔林道
摩周湖
今日の摩周湖は雨でした。風も強かったことから、さすがに登山者もいませんでした。
農場前湖畔

傾いていたラミネートの標識を直してきました。
硫黄山

雨の日の硫黄山は蒸気が高く立ち上るので迫力があります。
屈斜路湖畔林道

トリカブト 花言葉:美しい輝き・人嫌い・復讐・騎士道・栄光 さすがに怖い花言葉も入ってますね…。

雨の日、または雨の後はこうした倒木や、折れた枝などがたくさん落ちている林道です。 処理をしてきましたが、走行はくれぐれも気を付けてください。走行中に落ちてくることもあります。

キタキツネに久しぶりに会いました。しかし、生息頭数が多いはずの鹿には全く会いません。
2013年8月17日(土曜日)曇り 
摩周湖~キンムトー林道~農場前湖畔~硫黄山~屈斜路湖畔林道
摩周湖
 霧の摩周湖です。雨も降っていました。
 落ち葉が舞い始めた林道です。 緑は色あせ、木々の葉が茂るピークが過ぎたことを物語っています。
 毎回ここを通るたびに子熊の糞を見かけます。 エゾスジグロシロチョウが栄養分を吸いに来ていたのを見るとかなり新しい物のようです。
硫黄山
 お盆休みに続く休日であったことから、観光客が非常に多かったです。 皆さんやはり蒸気の噴出している箇所に手を翳したいようですが、高温ですので気を付けてください。
屈斜路湖畔林道
 遠望であったためはっきり判別できませんでしたが、エゾライチョウでしょうか。たくさんいました。 今年孵った雛でしょうか。
 エゾイトトンボ 車の中に突然入ってきました。とってもきれいなトンボです。 調べてみたらエゾイトトンボだということがわかりました。きれいな青色を持つのはオスです。
番外編
 弟子屈のひまわり畑が満開になりました。 手前のそばの花が一役買って、さらに華やかさを増していました。

 ハンゴンゾウ(反魂草)
葉っぱの形が、手のひらを裏返した幽霊の手のように見え、また、花がお盆の時期に合わせたように咲くので、 死者の魂が花に姿を借りて戻って来たというのが、名前の由来。
しかし、これを薬にして飲むことで死者が生き返ると言われていたことから「反魂草」という説もあります。
前の由来を聞くとちょっと不気味に感じてしまいますね。 背の高い物では2メートルを超えるものもあり、この時期の林道での存在感は圧倒的です。
この大きい物を「オオハンゴンソウ」と勘違いしていましたが、こちらは在来種。 外来種の「オオハンゴンソウ」は色は同じですが一つの花が大きくて、これとは違う形をしています。
2013年8月10日(土曜日)晴れ 
摩周岳歩道~キンムトー林道~硫黄山~屈斜路湖畔林道~農場前湖畔
摩周湖
 摩周湖は見えますが摩周岳は見えない霧の日でした。
 ハマナス (花言葉:あなたの魅力にひかれます、見映えの良さ、香り 豊か、美しい悲しみ)北海道の花はハマナス、 北海道の木はエゾマツ、そして弟子屈の花はツツジ、弟子屈の木はエゾヤマザクラだそうです。
キンムトー林道
 キンムトー林道から見える「ボッケ」で蒸気が上がっているのを見ました。 こんなにはっきり蒸気を見たのは初めてです。
硫黄山
 当日の硫黄山の様子です。
 大物のノコギリカミキリ♀がいました。 特徴としては腿節を翅鞘の縁にこすりつけて音を出すようです。
屈斜路湖畔林道
 林道にこのように垂れ下がっている枝が今年は多いです。 一瞬視界を遮られ大変危険なため、枝を処理しています。
2013年8月4日(日曜日)晴れ

摩周湖~キンムトー林道~硫黄山~屈斜路湖畔林道~農場前湖畔
摩周湖

登山日和な日でした。例年のこの時期はアブも多く、すごく暑いので、ちょっと考えられません。

昨日まで元気に咲いていたオニシモツケ、今朝の9℃(町内気温)という低温でこのようになってしまいました。

草が刈られて非常に歩きやすい摩周岳までの歩道です。 草で滑り易いので注意して下さい。
キントー林道

ゴゼンタチバナの実が赤くなっていました。

例年であれば、林道や摩周岳までの歩道は、8月末ぐらいまでアブが多く発生していますが、今年は随分と少ないようです。
私たちが巡回するところでは、車からアブの飛来状況を撮影しましたが、主に、アカウシアブ、ウシアブ、ゴマフアブ、ヤマトアブが多い状況です。
中でもアカウシアブはスズメバチと間違えてしまうほど大型のアブで、そしてしつこい。 この時期に「蜂に刺された」と病院に来る人の大半がこのアカウシアブにやられたものであることが多いようです。
他の昆虫と同様に卵→幼虫→蛹→成虫と発育し、卵期間は1~2週間程。 幼虫期間はアブによって差がありますが、小型のものは約1年。 大型になればなるほど2~3年と長くなるとのことです。
餌が不足したり、取り巻く環境の変化で孵化した幼虫でも発育が遅れ、羽化する年が違ってくるそうです。 蛹期間は1~2週間と短く、成虫の生存期間は、約30日。
この一ヶ月の間にメスは2~3回産卵することができ、一回の産卵で100~800の卵を産むとのことですが、捕食虫や幼虫同士の共食いで数が減るとも言われています。
この時期に見られるアブを見ると、ここまで苦労して育ってきた精鋭ぞろいなのだと思いますが、仮にすべてが捕食されないで育ったことを想像するとぞっとします。
硫黄山
特に異常なしの硫黄山。ロープも新しくなったので、切れる心配が今のところはありません。
屈斜路湖畔林道
林道上の所々に枝等が落ちていたため車両の走行に支障とならないよう処理してきました。 枯れた枝木が容赦なく落ちてくることがありますので、走行はくれぐれも気を付けてください。
2013年8月3日(土曜日)晴れ 
摩周湖~キンムトー林道~硫黄山~屈斜路湖畔林道~農場前湖畔
摩周湖
 摩周岳をすっぽり隠された今日の景色です。
 色鮮やかなヨツバヒヨドリ(花言葉:清楚)
 大変お待たせいたしました。摩周岳までの歩道の草刈が完了しました。 見通しもきき歩きやすくなった様子です。

 オニシモツケの群生地。この時期は私たちGSSにとって桜の時期の次に楽しみな時期かもしれません。 ピンクの花が咲き乱れてそれはそれはきれいです。
 距離標示はあるのですが、草が伸びて見えなかったからでしょうか? このような表記がありました。今は草が刈られているのでよく見えます。
 ノリウツギ
 トウゲブキ(花言葉:なし)
 ちょっと前まできれいに咲いていたミヤマバイケイソウです。 こうして種を付けるところまで観察したのは初めてでした。
 ウツボグサ(花言葉:優しく癒す)
かつて扁桃腺の薬草として使われていたからでしょうか。
 子熊の糞を見つけました。
この辺りで最近見かけることが多いのでくれぐれも気を付けてください。 車から出て歩かれる方は鈴を持参してください。
屈斜路湖畔林道
急激な冷え込みで、木々の葉が色づいたり、または枯れたりしています。 早いものは7月末に紅葉が始まるのですが、今年は極端ですね。
今日もまた鹿は見ませんでした。
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