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北海道森林管理局

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    知床ウトロ発!ウトロGSS通信


    知床!ウトロ・羅臼GSS通信

    2015年6月 

    2015年6月29日(月曜日) 

    羅臼湖巡視

    今日は羅臼湖の入林箱設置と羅臼湖巡視を行いました。

    知床峠が冬期通行止めとなる前の昨年10月30日に入林箱とその足となる支えの棒は、
    冬期の雪の重みにより破損しないよう撤去し羅臼森林事務所に保管していました。

    入林箱
    入口の雪が全て融けたので、入林箱を設置しました。
    羅臼湖へお越しの際は入林簿のご記入をお願いいたします。
    入林簿は、歩道の利用状況や緊急時の情報収集等に役立てています。

    携帯トイレ回収ボックス
    入林箱の奥には携帯トイレ回収ボックスがあります。
    途中で使用した携帯トイレは回収ボックスまで必ず持ち帰りましょう。

    標識の破損
    昨年設置した羅臼湖入口の標識は、冬の間も撤去しなかったために昨年度の
    大雪の影響もあってか壊れてしまいました。

    留め具位置
    留め具位置を変えて取り付けます。

    取り付け完了
    取り付け完了。
    穴が開いた留め具の部分は次回修復予定です。
    今後の冬期間は外して保管する予定です。

    二の沼
    雪渓が残る二の沼。

    ミネザクラ
    ミネザクラが見頃でした。

    三の沼付近
    三の沼付近にも雪渓が残っていました。
    雪渓により歩道がわかりづらくなっているため、道迷いに注意しましょう。

    トンビ
    羅臼湖上空ではトンビが気持ちよさそうに旋回していました。

    羅臼湖
    羅臼湖からの帰り道。涸れ沢には雪渓が沢山残っていました。
    歩道はまだまだ雪の中のようです。
    今年はいつになったら沢の姿が現れるのでしょうか?

    2015年6月27日(土曜日) 

    相泊~観音岩までの巡視

    知床半島の羅臼側では相泊(あいどまり)という集落で舗装道路は終了し、半島の先端部付近までは
    昆布番屋が立ち並ぶ風景に変わります。
    番屋の背後は国有林であり、私たちは海岸線沿いから巡視を行っています。

    悪天候で流されてしまった橋
    昨年、秋の悪天候で流されてしまった橋は新しく付け替えられ、とても立派になっていました。
    もう一本あった、流された橋も新たに付け替えられていて渡るのに困難な所はなくなりました。

    ヒグマの糞
    ヒグマの糞がありました。
    バラしてみたところ、繊維質でしたので植物を食べたものかと思われます。

    観音岩
    観音岩(かんのんいわ)付近から知床半島方面を望む。

    観音岩付近で見られたお花達。
    ネムロシオガマ
    砂礫地にネムロシオガマがたくさん咲いていました。

    ヒオウギアヤメ
    ヒオウギアヤメ

    ミヤマオダマキ
    ミヤマオダマキ

    母ギツネと子ギツネ三匹
    帰り際に母ギツネと子ギツネ三匹と会いました。
    子ギツネは仲良くじゃれ合っていました。

    ロックの上のキツネ
    波消しブロックの上でのんびり寝ているキツネにも出会いました。
    キツネはこちらに気がついていたようでしたが起こさないように私たちはそっと過ぎ去りました。

    2015年6月21日(日曜日) 

    羅臼湖の巡視

    今日は羅臼湖の巡視です。

    二の沼
    歩道上に残雪は見られませんが、「二の沼」は半分雪の中でした。

    羅臼湖線歩道のぬかるみ
    羅臼湖線歩道は高層湿原の脇を歩く為、ぬかるみが多い所です。
    羅臼湖へお越しの際は植生保護の為に長靴をはき、道の真ん中を歩きましょう!

    三の沼
    「三の沼」に到着です。
    例年ですと展望台のデッキを取り付ける時期なのですが、まだまだ雪の中でした。

    三の沼
    (写真をクリックするとズームアップになります)

    そんな「三の沼」も半分が雪の中でした。
    雪景色と羅臼岳が水面に映り込み、絵になる風景となりました。

     

    今日確認できたお花です。

    チングルマ
    チングルマ

    チシマザクラチシマザクラ
    チシマザクラ
    雪に埋もれていた為、季節外れの開花です。

    涸れ沢の大雪渓
    涸れ沢の大雪渓です。
    現在、羅臼湖までの道のりで歩道が出ていない所はこの涸れ沢から「アヤメが原」までの間のみとなっています。
    道迷いが懸念される箇所でもありますので、わからなくなったら無理して進むのではなく、もと来た道を戻りましょう。

    羅臼湖
    本日の羅臼湖
    入林者は9組20名でした。
    まぶしい日差しの中、お疲れ様でした!

    2015年6月20日(土曜日) 

    羅臼岳・羅臼温泉口の歩道(登山道)整備

    今日は羅臼山岳会の皆さんと合同で羅臼岳(ラウス側)の歩道(登山道)整備です。

    現場まで機材や資材の運搬
    まずは全員で機材や資材を現場まで手分けして運んでいきます。

    重量のある荷物にロープを付けて運搬
    この日の為に用意された木材は、大きい物でなんと!約60キロ!
    運びやすくするためにロープをくくりつけての運搬です。

    古くなった橋の付け替え
    今日のメイン作業は「木がくれの滝」の前にある古くなった橋の付け替えです。
    折れた木材や錆びた釘などに注意しながら少しずつばらしていきます。

    チェーンソー作業
    今日は山岳会のチェーンソーが大活躍です!
    材が太い部分は一気に切り落としてもらいました!

    橋の修繕作業
    一旦、橋から取り外した木材で腐っていないところは再利用し、足りないところは新しい材で
    付け足し、綺麗に並べます。

    釘と鎹
    位置が決まったら釘と鎹(かすがい)を打ち付け固定していきます。

    橋の修繕完成
    完成です!
    リサイクルした材を活用したので、とてもカラフルな橋となりました。
    末永くがんばってほしいものです。

    今日は橋の付け替えのほかに、太い倒木の処理も行いました。

    太い倒木(2週間前の写真)
    2週間前の処理前の写真です。

    倒木撤去後
    細い枝などは手鋸(てのこ)で落としていき、最後の太い部分は山岳会の方にチェーンソーで
    カットしてもらいました。

    巨大なダケカンバの倒木
    一息峠手前にあった巨大なダケカンバの倒木は、あまりにも太い為、撤去することは断念し、
    倒木にステップを切り込んで迂回路を作る処理をしました。

    巨大過ぎて撤去できない倒木を加工し迂回路として利用
    ダケカンバにびっしりと付いていたツタウルシを剥がした甲斐もあってか、とても歩きやすくなりました。

    羅臼山岳会の皆さん、ありがとうございました!

    2015年6月11日(木曜日) 

    ポンホロ沼、羅臼岳羅臼温泉登山口入林箱解体作業

    今日はポンホロ沼巡視と、羅臼岳羅臼温泉登山口の入林箱設置を行いました。

    ポンホロ沼も霧の中
    今日のウトロの天候はあいにくの曇りでポンホロ沼も霧の中でした。

    クルマバツクバネソウ
    クルマバツクバネソウ(ユリ科)がみられました。
    細く黄色い花のように見えるのは花ではなくおしべの様です。

    ポンホロ沼
    今日のポンホロ沼は風がないので木が水面に映り込んでいました。

    午後は羅臼へ移動です。霧で包まれた斜里町と違い、羅臼は晴天でした。

    珍しい形の雲
    珍しい形の雲が上空に現れ、数時間動きませんでした。

    羅臼岳羅臼温泉登山口の入林箱解体作業を行いました。
    入林箱解体作業
    昨年度羅臼町を襲った豪雪の影響もあり、傾いてしまった看板兼入林箱はいつ倒れてもおかしくない
    危険な状況だったため、解体撤去しました。

    大がかりな作業のため、根釧東部森林管理署の職員、羅臼森林官、当センター所長、職員とGSSの
    計7名で作業を行います。

    連山縦走の案内板取り外し
    連山縦走の案内板を取り外し、手作業で少しずつ解体していきます。

    解体した廃材
    解体した廃材はトラックに乗せて撤収です!

    後日入林箱を設置いたします。

    2015年6月8日(月曜日) 

    ポンホロ沼巡視

    今日はポンホロ沼巡視です。
    連日気温が低く知床峠の時間規制が続いていました。
    羅臼岳は雪景色となっていました。

    ポンホロ沼より羅臼岳
    ポンホロ沼より羅臼岳を眺める。

    トドマツの皮
    トドマツの皮が無残にも剥がされていました。
    これはキツツキが虫を捕るために剥がした痕跡です。

    キハダの樹木板付け替え作業 キハダの樹木板付け替え作業
    キハダの樹木板付け替え作業。

    エゾアカガエル
    原生林にあちこちエゾアカガエルがいました。

    オタマジャクシ
    ポンホロ沼にはオタマジャクシが元気に泳いでいます。

    ポンホロ沼 ポンホロ沼
    本日は風も穏やかで木々が水面に反射して綺麗に写り幻想的でした。

    2015年6月7日(日曜日) 

    入林箱製作

    今日は羅臼岳温泉登山口の入林箱を製作しました。

    入林箱の再利用修復
    4年前まで標津町にある武佐岳で使われていた入林箱を修復し、再利用します。

    劣化部分の付け替え
    屋根の部分が劣化の為付け替えます。

    ビニールシートを貼り付け
    雨漏りしないようにビニールシートを貼り付けます。

    木工サンダーで表面を削る
    (左:施工後、右:施工前)
    ニスを塗りやすくする為、木工サンダーで表面を削っていきます。

    入林箱
    「入林箱」の文字の大きさチェックです。

    焼き印で文字を黒く焼き付け
    文字の部分を彫刻刀で彫り、焼き印で文字を黒く焼き付けていきます。

    入林箱完成
    7日と8日の二日間で入林箱完成です!

    羅臼岳の羅臼温泉登山口に設置
    羅臼岳の羅臼温泉登山口に設置するのが待ち遠しいです。

    2015年6月1日(月曜日) 

    知床五湖巡視、カムイワッカ湯の滝

    今日は知床五湖巡視、カムイワッカ湯の滝巡視です。

    道路から知床連山
    今日は快晴です!
    知床連山が全部綺麗に見えていました。

    ヒグマ
    知床五湖へ向かう途中、道路を横切る黒い物体を発見!
    4頭のヒグマ(3頭の子連れ)が逃げていきました。

    知床五湖の一湖
    知床五湖の一湖です。
    水鏡となった湖に連山が写り込んでいます。

    エゾシカの親子
    高架木道脇の草むらにエゾシカの親子がいました。
    子鹿はとても小さくヨロヨロとしていたので、どうやら生まれたての子鹿かと思われます。

    カムイワッカ湯の滝に通じる道路
    本日より知床五湖からカムイワッカ湯の滝に通じる道路が午前11時より開通となりました。
    早速巡視に行ってきます。

    カムイワッカ湯の滝
    今日は開通初日とあって、人も少なくひっそりとしたカムイワッカ湯の滝でした。

    湯の滝
    雪溶け水が多いのか滝を流れる水温は低めで、湯の滝に浸かっている人はいませんでした。

    カムイワッカ湯の滝の立ち入り禁止箇所
    現在カムイワッカ湯の滝は第一の滝上部までの散策が可能です。
    これより上流部では落石の恐れがあるため立ち入り禁止となっています。

    本日第一の滝の水温は冷たく、25度でした。 

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271