2013年5月
2013年5月28日(火曜日) 曇り時々晴れ
野幌自然休養林
本日は野幌自然休養林にて、大沢口周辺の歩道を中心に巡視を行います。 併せて、植生の踏み付けや植物の盗掘等の確認も行います。

大沢コースの様子です。

巡視中、大沢コースにて、トドマツの倒木が確認されました。林道の通行確保のため、これを撤去します。 作業前の状況です。

作業後の状況です。

中央コースの様子です。新緑のまぶしい季節となっております。 今日の巡視では、新たな植生の踏み付けや植物の盗掘、不法投棄などは確認されておりません。

【見所】林内ではルールとマナーを守り、この時期ならではの新緑の鮮やかな森林をお楽しみください。
2013年5月27日(月曜日) 晴れ
美笛の滝、各登山口の巡視
本日は、支笏湖周辺の各登山口と、美笛の滝の歩道の巡視を行います。 写真は支笏湖を挟んで恵庭岳です。朝からとても良い天気で、支笏湖の湖面も穏やかです。

美笛の滝の歩道を巡視します。駐車できるスペースからおよそ800mほどの距離があります。

雪融け水によって、歩道が洗屈されたり、路肩が弱くなっていたりする箇所が確認されています。 現在の状態では危険が伴うものと思われますので、通行はおすすめできません。 今後、補修・修繕を行う予定です。

美笛の滝は水量が前にも増して多くなり、迫力があります。

引き続き各歩道入口の巡視および不法投棄などの確認を行います。 写真は風不死岳の北尾根コース歩道入口の様子です。

こちらは恵庭岳の歩道入口の様子です。

恵庭岳歩道入口付近にて、フチゲオオバキスミレを見つけました。

2013年5月26日(日曜日) 晴れのち曇り
イチャンコッペ山
本日は、イチャンコッペ山の歩道を巡視し、植生の踏み付け・植物の盗掘などの確認を行います。 歩道脇のササは刈り払いされており、非常に歩きやすくなっています。

葉脈に沿って斑の入ったフイリミヤマスミレです。

7合目付近の歩道の様子。多くの登山客で賑わっています。

暗い紅色をしたハウチワカエデの花。

反射板のある辺りにはやや残雪も見られますが、歩道上に残雪は無く、はっきりわかる状況です。

反射板から先の歩道は、2週間前までは1m近くあった残雪も融けております。 歩道から逸脱し、林内の植生を踏みつけることのないようにしてください。

山頂付近からの支笏湖の風景です。

山頂の様子です。 休憩されている登山客がおりましたので、国有林内でのルールとマナーについて啓発・指導を行い、リーフレットを配布しています。また、不測の事態に備えて、携帯用のトイレも渡しています。

【注意】 山頂で食事などのためにガスコンロを使用される方を見かけますが、火気の取り扱いには十分注意して下さい。
2013年5月25日(土曜日) 曇り時々晴れ
野幌自然休養林
本日は野幌自然休養林にて、歩道の巡視・植生の踏み付けや植物の盗掘、不法投棄等の確認を行います。 写真はカラマツコース入口の様子です。

ツルシキミの雄花と思われます。

歩道脇にひっそりと咲いているセントウソウの花です。

瑞穂コースの様子です。 土曜日ということもあり、家族連れで散策を楽しまれている姿をたくさん見かけました。

瑞穂コース入口前の駐車場付近に不法投棄されていたゴミを見つけ、回収しました。 周辺植生への影響が考えられますので、ゴミは必ず持ち帰るようにしてください。

引き続き大沢コースおよびカツラコースの巡視を行います。

大沢コースの様子です。 今回の巡視では、植生の踏み付けや植物の盗掘は確認されておりません。

大沢園地にて、エゾリスを見かけました。

【注意】 野生動物や野鳥に餌付けをしないようにしてください。生態系のバランスを崩すこととなります。
2013年5月24日(金曜日) 晴れ
野幌自然休養林
本日は野幌自然休養林にて、植生の踏み付けや植物の盗掘等の確認、不法投棄などのパトロールを行います。 主に歩道のモミジコース、エゾマツコースを巡視します。

ツバメオモトの花です。

モミジコースの状況です。 歩道がぬかるんでいる箇所が幾つか見受けられますので、歩行の際は注意して下さい。

モミジコースとエゾマツコースの合流地点にはベンチがあります。 散策の途中で休憩される方々をよく見かけます。 その際、歩道以外への侵入をしないことなど、林内でのルールとマナーについて啓発を行っています。

シラネアオイの花です。

引き続きエゾマツコースの巡視を行います。

日当たりの良い場所では、オオカメノキの花も咲き始めています。 今回の巡視では、新たな植生の踏み付けや植物の盗掘は確認されておりません。

2013年5月21日(火曜日) 晴れ時々曇り
野幌自然休養林
本日は野幌自然休養林にて、歩道の巡視・植生の踏み付けや植物の盗掘等の確認を行います。 まず大沢口周辺の歩道を巡視します。

エゾユズリハコースを歩くと見られるのが、「昭和の森のカツラ」。 樹高は30m以上あるのではないでしょうか、とても大きなカツラです。

大沢コースの歩道の様子です。好天のため、たくさんの方が散策を楽しまれているようです。

引き続き、「昭和の森のクリ」周辺の歩道を巡視します。 写真は歩道入口の様子です。

こちらが「昭和の森のクリ」です。 森の巨人たち100選にも数えられる巨樹です。また、推定樹齢は800年だそうです。

歩道周辺に咲いていたタチツボスミレ。

最後に、登満別線にて注意喚起のための看板の補修を行います。 今回の巡視では植生の踏み付けおよび植物の盗掘は確認されておりません。

【注意】「昭和の森のクリ」を見に行かれる方は、歩道入口付近に駐車せず、森林の家の前の駐車場を利用するようにしてください。
2013年5月20日(月曜日) 雨のち曇り
野幌自然休養林
本日は野幌自然休養林にて、歩道の巡視と標識等の補修作業を行います。 併せて、植生の踏み付けや植物の盗掘等の確認も行います。
 《補修前》 《補修作業の様子》

引き続き、歩道に設置されていた柵を応急的に補修します。 破損したままにすると、歩道から逸れて林内に入り込んでしまい、踏み付けなどによって植生環境への影響が予測されます。 そのため、トラロープを張り、立ち入ることができないように処置しております。

小雨模様の中、カタツムリは元気そうです。

オオバナノエンレイソウが咲き始めています。

四季実コースの歩道の状況です。

四季実コースから見ることができる「大沢の池」。 運がよければ水鳥も観察できます。
【注意】踏み付けによる植生への影響と、野生動物の行動を撹乱する恐れがありますので、ロープや停止線を越えて林内に立ち入らないようにしてください。
2013年5月19日(日曜日) 晴れのち曇り
風不死岳
本日は、風不死岳(北尾根コース)の歩道を巡視し、植生の踏み付け・植物の盗掘などの確認を行います。

写真は歩道入口の様子です。 3合目の手前までは、作業道を歩きます。

作業道から歩道への分岐点付近の様子です。標識を目印にしてください。

5合目付近の歩道の様子。この辺りまでは殆ど残雪は見られません。 また、道端に咲く花も見られず、今年の春先の低温・融雪の遅れが影響しているものと思われます。

5月19日時点で、6合目を過ぎると登山歩道上に残雪がみられます。 急傾斜を上り下りする箇所もありますので、軽アイゼン等の装備があると安心かと思われます。

山頂付近から、支笏湖を挟んで恵庭岳。

こちらは樽前山。

山頂で出会った登山者のグループです。 登山者に対しては、国有林内でのルールとマナーについて啓発・指導を行い、リーフレットを渡しています。 また、不測の事態に備えて、携帯トイレも配布しています。

下山時の様子です。写真左手は急峻な大沢源頭部です。 残雪上を下る際は滑りやすいため、滑落等には十分注意して下さい。 また、今回の巡視では植生の踏み付けや植物の盗掘は確認されておりません。

最後に、風不死岳と樽前山の全景写真です。この日は湖面が穏やかで、山の形が映りこんでいます。
2013年5月18日(土曜日) 曇り時々晴れ
野幌自然休養林
本日は野幌自然休養林にて、歩道の巡視・植生の踏み付けや植物の盗掘等の確認を行います。

歩道のモミジコースおよびトドマツコースと、瑞穂線・瑞穂連絡線を巡視します。

エゾマツコースの歩道の様子です。

ヒトリシズカが咲き始めています。

モミジコースの歩道の状況です。

日当たりの良い場所では、ニリンソウも咲き始めました。

瑞穂線の入口の様子です。 土曜日ということもあり、駐車車両がたくさんありました。多くの方が林内を散策されているようです。

瑞穂線から林間地を経由して瑞穂の池へ向かう歩道もあります。 こちらも巡視を行います。

瑞穂線のエゾヤマザクラも咲き始めています。

瑞穂の池です。 近くに休憩スペースもありますので、散策の途中でお立ち寄りください。

体色は黒いですが、シマヘビと思われます。 瑞穂連絡線脇の倒木上で見かけました。

瑞穂連絡線の状況です。 お子さんを連れて散策される家族を多く見かけました。 また、今回の巡視では、植生の踏み付けや植物の盗掘は確認されませんでした。
【注意】国有林内での動植物の採集・採取はできませんので、「撮る」か「見る」だけにして下さい。
2013年5月17日(金曜日) 晴れ
空沼岳
本日は、空沼岳の歩道の巡視を行います。 併せて植生の踏みつけ・植物の盗掘等の確認を行います。

写真は歩道入口の様子です。

日当たりが良く、標高の低い場所ではヒメイチゲがちらほら咲き始めています。

湿地に群生するミズバショウです。

歩道を雪融け水が流れており、大変滑りやすくなっていますので十分注意して下さい。

ヤマネコヤナギと思われます。 花芽が膨らんできました。白い絹のような毛が可愛らしいです。

万計沢を渡る橋です。 沢の水量が多くなっていますので、渡行する際は足元に気をつけてください。

万計山荘の付近では、標識がかろうじて見えるくらいの、およそ1m程度あるでしょうか、残雪があります。

青い池はまだ氷がはっているようです。 氷もうっすら青いような気がします。

万計山荘の様子です。

こちらは万計沼です。 数羽のマガモが確認できました。

万計山荘から先の様子です。 残雪により歩道が不明瞭な状況です。 枝に巻き付けてある、目印となるピンクテープを見失うと迷ってしまいそうです。

何も無いように見えますが、ここは真簾沼です。 今回の巡視では植生の踏み付けおよび植物の盗掘は確認されませんでした。
【注意】 標高の高い場所ではまだまだ気温が低いため、必ず防寒具等を携行して登山されることをおすすめします。
2013年5月14日(火曜日) 曇り
恵庭岳
本日は、恵庭岳の歩道を巡視します。特に、植生の踏み付け・植物の盗掘などの確認を行います。 巡視前に、入林届に設置されている案内板の補修を行います。 写真は5月10日時点での案内板の様子です。
 補修前 補修後

4合目付近の歩道の様子です。この辺りから残雪が見られます。

6合目付近の歩道の様子です。

見晴台の状況です。この辺りは殆ど雪が融けています。地熱によるものと思われます。

見晴台から爆裂火口を挟み、山頂の方向を撮影しました。しかし霧のため山頂岩塔の様子は確認できません。

地熱により暖かいせいか、コメバツガザクラが花を付けいていました。

見晴台より先(7合目以降)の歩道の様子です。 爆裂火口を囲む尾根を歩きますが、積雪が多く、傾斜もあり夏山装備での歩行は困難かと思われます。 本日の巡視では植生の踏み付けや植物の盗掘は確認されておりません。
【注意】残雪も見受けられるため、平地に比べ気温が低くなる上、風もあるため体を冷やさないよう、風を通さない防寒具が必要です。
2013年5月13日(月曜日) 曇り時々晴れ
野幌自然休養林
本日は野幌自然休養林にて、歩道の巡視・植生の踏み付けや植物の盗掘等の確認を行います。

今日はまず、歩道のカラマツコースを巡視します。

フクジュソウが咲いています。気温が低いため花が開いていない個体も多数見受けられました。

沢沿いに咲くエゾノリュウキンカ。

カラマツコースの途中でストローブマツ林の中を歩きます。

午後から下野幌林道の巡視を行います。
林道の通行確保のため、倒木を撤去いたします。
 (作業前) (作業後)

エゾエンゴサクの花は5月13日現在、林内のあちこちで見ることができます。

巡視中にクマゲラを発見しました。 また、今日の巡視では植生の踏み付けや植物の盗掘は確認されませんでした。

「森林の家」は現在、老朽化等により安全が確保できないため、今年度は休館させていただきます。 ご理解とご協力をお願いいたします。
2013年5月12日(日曜日) 曇り
イチャンコッペ山
本日は、イチャンコッペ山の歩道を巡視します。特に、植生の踏み付け・植物の盗掘などの確認を行います。

写真は歩道入口(登山口)の様子です。

ナニワズの花を見つけました。 夏に落葉し秋に新しい葉を出すことから、エゾナツボウズとも呼ばれるそうです。

ツチグリです。キノコの仲間だそうです。

5合目付近から先、歩道上に残雪がみられます。 恵庭岳の山頂付近は、雲に覆われていました。 滑りやすくなっていますので、歩行の際は注意して下さい。

イチャンコッペ山山頂付近からの支笏湖です。奥に座す風不死岳と樽前山も雲に覆われていました。

イチャンコッペ山の山頂の様子です。まだ50cmほど雪が残っている状況です。 今日の巡視では、植生の踏み付けや植物の盗掘は確認されておりません。
【注意】歩道が崩れて端が広がる恐れがありますので、登山用ストックには必ず保護用のキャップを付けて使用するようにしてください。
2013年5月11日(土曜日) 雨
野幌自然休養林
本日は野幌自然休養林にて、歩道の巡視・植生の踏み付けや植物の盗掘等の確認を行います。
今日は志文別線を中心に林内を巡視します。

キタコブシの花が咲いているのを見つけました。
 こちらはザゼンソウです。 ミズバショウもまだ見頃かと思われます。 ザゼンソウと同じサトイモ科の植物です。

カタクリの花も見つけました。

大沢園地にある休憩所です。今日は生憎の天気のため、休憩されている方は見られず、 歩道を散策する方も少なめです。

今回の巡視では、植生の踏み付けや植物の盗掘は見当たりませんでしたが、 残念ながらゴミの不法投棄がありました。 周辺植生への影響が懸念されますので、ゴミは必ず各自で持ち帰るよう重ねてお願いいたします。
【注意】次々と春の植物が花を咲かせている季節ですが、それらを近くで観察・撮影しようとして歩道から外れて歩くことはおやめください。 踏みつけにより、植生にダメージを与える恐れがあります。
2013年5月10日(金曜日) 晴れ
各山の歩道入口(登山口)および美笛の滝の巡視
本日より、平成25年度の支笏周辺および野幌自然休養林のGSS活動が始まります。 今日はまず、支笏湖周辺の各山の歩道入口及び美笛の滝の歩道巡視・植生の踏みつけ・植物の盗掘等の確認を行います。
写真は、恵庭岳の歩道入口に昨年新設された入山届BOXです。 中に入山届がありますので、登山前後に記入を忘れずにお願いします。

歩道入口付近に捨てられていたゴミを回収しています。 周辺植生への影響が考えられますので、ゴミなどは捨てないようお願いいたします。

恵庭岳の歩道入口付近で、エンレイソウが咲いていました。春の訪れを感じさせます。

風不死岳の北尾根コースの入口の様子です。 5月7日時点での入林届に記載されていたメモによりますと、 山頂付近は残雪があるようなので、アイゼンなどの装備が必要だそうです。

美笛の滝の歩道入口の様子です。まだたっぷりと雪が残っています。

美笛の滝の歩道巡視の最中、エゾシカに遭遇しました。

美笛の滝の歩道の様子です。

美笛の滝です。 巡視の結果、歩道には残雪がみられる上、急傾斜も多く危険と思われます。 もう少し雪融けが進んでから見に行かれることをおすすめします。
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