2013年6月
2013年6月29日(土曜日)
ニセコアンヌプリ
 鏡沼側のアンヌプリ入口です。 今日のこちら側からの入山者は我々だけのようです。 約2時間半の行程です。 鏡沼入口から来ると山頂まで3時間半かかります。
 花園第三リフト線下に出ました。 この後はひたすら急な岩場を歩いて行きます。手袋があるといいです。
 岩場をぬけて視界が開けたところでマルバシモツケが咲いていました。 そのほかチシマフウロ、ゴゼンタチバナ、エゾシオガマ、ニッコウキスゲ、コケモモなど。
 山頂まであと少し!の急斜面。 冬はここを気持ちよく滑っていました!
 最近ガスがかかっている日が多かったのですが、今日の羊蹄山はとてもはっきり見えました。 雪化粧もとれて夏の装いです。
 山頂は大賑わいです。 皆さん五色温泉側から来ていました。
 続々と山頂に人が集まってきました。 後ろにひろがるニセコ山系も、少し雲がありますがきれいに見えていました。 とても気持ちの良い登山日和でした。
一つ気になったことは山頂のゴミです。 吸い殻やおにぎり、あめの袋など目立ちました。 そのほか生ゴミ(弁当の食べ残し)がありました。 思いがけなくポケットから落ちてしまったゴミもあると思いますが最後まで気持ちの良い登山をしたいものですね。
神仙沼~長沼~ビーナスの丘・大谷地~大沼
 神仙沼の木道から15分くらいで長沼に来ました。 水量がかなり増えています。沼周辺の歩道の状況が気になります。
 やはり何カ所か歩道が水没していました。石の上を渡って何とか通過。
 歩道脇にタケノコがたくさん入ったリュックが置いてありました。 この地域は毎年遭難事故が発生しています。
 ツマトリソウが咲いていました。 そのほかサンカヨウ、シラネアオイ、ミヤマエンレイソウ、ゴゼンタチバナなどが咲いていました。


今日の巡視で回収したゴミです。 ティッシュ、長靴、軍手、カッパ、ヘルメット、ペットボトル、たばこの吸い殻、お菓子の包装紙、アルミホイル、手ぬぐい、瓶、ジュースの缶など。 45リットルのゴミ袋一杯分ほど集まりました。
大谷地は、氷河期からの生き残りの稀少な植物フサスギナの群落地です。 未来の世代に何を残していくかは私達大人の責任です。
2013年6月24日(月曜日)
イワオヌプリ~鉱山跡地~大沼
 イワオヌプリ入口から分岐点に到着。 看板が見えなくなっていたので道迷い防止のために掘り出しました。
 その先の分岐点の看板です。 鉱山跡地は大沼方面に進んで下さい。
 ニトヌプリがきれいに見えます。雪もまだまだ残っています。
 ウコンウツギがきれいに咲いていました。
 去年の補修地点に到達しました。 土嚢がこれ以上の洗掘を防いでいるのが見られてほっとしました。
 アカモノが咲いていました。
 イワオヌプリをぬけてひらけたところに出ました。 あの山の向こうが大沼です。 鉱山跡地はこの右下です。
 マルバシモツケが咲いていました。
 コケモモ
 鉱山跡地から大沼までの道は歩けますが、水量が多いため大沼をぬけて大谷地には、 残念ながらまだ行けないようです。
2013年6月21日(金曜日)
大平山高山植物盗掘防止合同パトロール
 登り始めてから2時間半後、稀少な高山植物のある地点にたどり着きました。
 チャボカラマツ
 カドバリヒメマイマイ(大平山とアポイ岳の固有種です)
 エゾノハクサンイチゲ
 土砂が崩れて足場が悪くなったところをスコップで足場を作って進みました。 わかりやすいように印を付けました。
 数カ所に渡って植生保護の看板を取り付けました。
 踏み荒らし防止のための立ち入り禁止の看板も数カ所設置しました。
 オオヒラウスユキソウの葉っぱです。 花はまだこれから、例年だと7月下旬ごろです。
 ヒメナツトウダイ
 オオヒラタンポポ
2013年6月16日(日曜日)
ニセコ山開き、ニセコ町五色温泉インフォメーションセンターオープニングセレモニー
 五色温泉にインフォメーションセンターが出来ました. これからニセコ山系の情報収集の拠点となりたくさんの方に利用していただきたいです。
 インフォメーションカウンター
 ニセコ在住のアーティストによるインテリア
 足洗い場
 トイレ 更衣室
 続けてニセコの山開きが行われました。
 登山者の安全祈願と慰霊祭を終えてこれから夏山シーズンが始まります!
2013年6月11日(火曜日)
岩内岳
 晴天に恵まれ、今シーズン初の岩内岳の巡視をスタートします!
 今はもう使用されていないリフト線下歩いて行きます。 この40分が意外とキツイ登りです。 背の高い木がなく、日陰ができないので天気の良い日は帽子を絶対忘れずに。
 桜と青い空の色合いが素晴らしい。
 ムラサキヤシオ
 約1時間でふりむき坂に到着。そして岩内の景色。後半分です。
 【倒れた看板】 【付け直し後】
ふりむき坂の看板が木とともに倒れていました。 隣の木に看板を付け直しましたが3mくらいふりむきポイントからずれてしまいました。
 8合目を過ぎました。 雪渓残る山々の景色!岩内岳の歩道には目立つ雪渓はなく、とても歩きやすかったです。
 左からワイスホルン、イワオヌプリ、羊蹄山、アンヌプリ、チセヌプリ、白樺山、シャクナゲ岳。 目国内岳もカメラには収まりませんでしたが右に見えます。そして幌別山、雷電山も。
 筒井GSSもしばし景色を眺めていました。 眺望の良い日の岩内岳は海も山も見え、とても気持ちが良いです。
2013年6月9日(日曜日)
黒松内岳 熊出没
 来週の山開きに向けて、歩道の笹刈りをしにきました。とても良いお天気です。
 ツルシキミ
 ハクサンチドリ
 熊の糞です。 黒松内岳に熊がいることは聞いていましたが糞を見つけたのは初めてです!!
 何度も同じ場所で写真を撮ってしまいます。 この尾根は、景色とお花と両方楽しみながらのんびりあるけるポイントです。 まもなく8号目です。あと山頂までの道で大変なところは9号目の急斜面15分ほどのみ。

笹藪から何かがガサガサと出てきました。 私達のいるところから反対方向に走っていくあの姿は、熊です!でた! 時を同じくして先に登って看板の設置をしていた山岳会の人たちが9号目を降りてきていました。 かなり熊と近い!でも意外と冷静に降りてきている様子?
 熊は人間の気配に気がついてどんどん離れたところに走っていきました。 大きな熊でした。あっという間にいなくなりました。 人間を恐れている熊ということでひとまず安心しました。 山岳会の人たちは気がついていなかったみたいです。
 カラマツソウ
 チシマフウロ
 黒松内岳の看板が山岳会の方々の努力で新しく生まれ変わりました。 お疲れ様でした!
2013年6月7日(金曜日)
オロフレ山のロープ張り
高山植物踏み荒らし防止等を目的としたロープ張り作業を行いました。
 今日はとても良いお天気です。
 滑落の恐れがあるため進入防止のロープを張ります。
 崖の斜度すごいです。 この写真で伝わるかわかりませんがロープのすぐ脇は崖です!
 ツバメオモト 青い実がなります。
 ミツバオウレン 名前のとおり三つ葉です。
 ミネザクラ やはり桜はいいですね。
 サンカヨウ そのほかヒメイチゲ、ショウジョウバカマなど咲いていました。
 踏み荒らし防止の標識
 ロープ脇にシラネアオイが群生していました。
 なんともお天気に恵まれて作業も滞りなく進み無事終了しました。 多少雪渓は残っていましたが山頂まで問題なく歩くことができました。
2013年6月4日(火曜日)
賀老高原 植樹祭
 青空と雪渓残る狩場山を背景に植樹祭が始まりました。
 役員の方が植樹の仕方のデモンストレーションをして下さいました。
 ここにいる誰より熱い視線を送っている子供たち。 この子たちの未来を森が見守ることでしょう。 たくさん植樹してね。
 原GSSも子供に負けるまいと脇目もふらずにせっせと植樹。
 当日用意された苗木をすべて植樹完了。 皆様お疲れ様でした。 ここが豊かな森になりますように!
 この苗木が大樹となり、実が動物の食物となり、幹は鳥のすみかになり、 落ち葉が腐葉土となって他の植物の栄養となり….妄想しています。
 まだ山は雪に覆われています。 狩場山に登れるのはまだ先になりそうです。
 入口までの道路の雪が溶けるまであともう少しですね。
2013年6月1日(土曜日)
洞爺湖中島

洞爺湖岸から見える4つの島を中島といいます。 弁天島、観音島、まんじゅう島、そして大島です。私たちは観光船に乗って大島に向かいます。

週末は観光客がたくさん来ます。入口では白鳥のお出迎えがあります。

博物館入口で入林簿に必要事項を記入してからゲートを通りましょう。

鹿が角をこすった後です。

ここは大平原という名前がついていて、ここだけ木が全然生えていません。 天気がよいと羊蹄山まで見えます。

こちらは森の巨人たち100選にえらばれたアカエゾマツです。 しかし残念ながら台風のため倒れてしまいました。

そのアカエゾマツの子孫を残そうとクローンアカエゾマツの研究が行われています。

帰り際に鹿と遭遇。この島にはたくさん鹿が住んでいます。
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